「仕事したくない」、「会社に行きたくない」という気持ちは、サラリーマンやOL、アルバイトをしている人であれば必ずといっていいほどあるはずです。この原因は職場で受ける「身体的疲労」と「精神的ストレス」によるものが主な要因となっています。
上手く人間関係を築ける人や、仕事を器用にこなせる人なら、仕事や会社に多少の不満はあってもやっていけますが、「身体的疲労」と「精神的ストレス」で悩まされる人にとって会社は「自分が苦しい思いをするために行く場所」など、苦痛の感情しか生まない場所でしかありません。
しかし、会社に行きたくないと思っている人は辞めることはもちろん、休むことさえ人一倍抵抗があったりします。どのように対処すればよいでしょうか。
「仕事に行きたくない」原因
「身体的疲労」と「精神的ストレス」を起こす要因は人それぞれで、きっかけは無数にあります。その中で多くの人に共通している主な要因は以下の3つです。
1.長時間労働
長時間労働は身体的疲労と精神的ストレスの両方の原因となります。仕事量は能力や体力による限界があり、それを超えると心身に大きな負担がかかります。
与えられた仕事が自分の能力や技術、体力の許容量を超えて働き続けると、疲労やストレスが蓄積して、仕事をしても失敗が続いてやる気が低下します。最終的には仕事が手につかなくなり、「仕事をしたくない」となります。
2.仕事が向いていない
向いていない仕事に就いていることで、それが精神的ストレスの原因になることがあります。たとえば、会社の業績悪化に伴い、営業経験のない技術系の職場にいた人が配置転換で営業部門へ異動となったケースを考えます。
不慣れな仕事をすれば、失敗が多くなり、営業成績が悪いため上司からの営業失格の烙印を押されることで仕事に対して必要以上のプレッシャーを感じてしまい、ストレスが蓄積したりモチベーションが低下したりしてしまいます。
3.人間関係
職場の人間関係は、精神的ストレスに大きな影響を与えます。たとえば、仕事に不慣れな新入社員に対して、上司の注意や叱責が過剰な精神的苦痛を与えていたり、与えられた仕事が本人の許容量を超えていることで、やる気が低下することがあります。
また、上司と若手社員を仲介する役割を持つ中堅社員が、上司と若手社員、それぞれの間で友好的に取りまとめようとすることが強いストレスとなり、それが仕事に対する嫌気につながることが多くあります。
このようなストレスで新入社員や中堅社員のやる気を削がれると、今度は上司が「部下が指導どおりに動いてくれない」と憤り、上司のモチベーションまでもが低下する悪循環を生むことになります。
「仕事に行きたくない」ときに出る症状
1.身体に現れる主な症状
身体の働きを調整する「自律神経」が正常に働くことで、健康な状態に保たれますが、過度なストレスを受けると自律神経のバランスが崩れ、身体に不具合が生じることがあります。肉体的におこる症状は、ほとんどが交感神経優位によるものです。
主な症状は以下のようなものがあります。
・疲労感:体が疲れやすい、朝起きることができない
・吐き気・胃腸の異常:吐き気、腹部膨満、便秘、下痢、腹にガスが溜まる食欲不振
・頭痛:頭がずきずきする、頭が重い、頭がふらつく
・筋肉の凝り・関節の痛み:首や肩の凝り、関節の痛みなど肩こり
・睡眠障害:不眠、日中の眠気
2.精神に現れる主な症状
自律神経が乱れると、脳内伝達物質「ドーパミン」「ノルアドレナリン」、そして「セロトニン」の分泌量に乱れが生じ、ネガティブな精神状態を引き起こすことがあります。精神的に起こる症状のほとんどが副交感神経優位によるものです。
主な症状は以下のようなものがあります。
- 抑うつ気分
- やる気が出ない
- 思考力や集中力の低下
疲労やストレスによる異常が出た場合の対処法
その根本にある原因を見つけ、解決することが重要です。
1.長時間労働や向いていない仕事が原因となっている場合
業務が多いなど、能力以上のことを求められてプレッシャーを感じる、失敗をしてしまうなどが理由で仕事が辛いという方は、上司や同僚に相談するなど、人に頼ってみることも大切です。
仕事を行う上で重視すべきことは、その業務が予定通りに完了させることです。
人に頼ってはいけないということはありません。
1人で抱え込むより、現状を伝えて業務を分担したり、同僚や先輩、上司に効率的な方法や注意点を聞くなどして、スムーズに業務を遂行することを意識します。
2.ストレスや心身の不調が原因となっている場合
疲れが溜まっていることが考えられるので、まずは休息をとるようにします。
症状が回復しない場合は医療機関に相談することも必要になります。
現職に関わらず、今後も仕事や生活を続けるには心も身体も健康であることが大切です。
特に症状がひどい時は休職するなど検討する必要があります。
3.人間関係が原因となっている場合
親や兄弟であっても、意見や考え方・価値観の違いからケンカをしてしまうことがよくあります。
仕事であれば、なおさらです。
人にはさまざまな考え方があることを理解し、受け入れるという考え方を身に付ける必要があります。
他人の考え方を変えるのは難しいですが、自分を変えるであれば、少しづつ意識して変わることができるかもしれません。
自分の考えが柔軟になり、今までよりも付き合いやすくなる可能性があります。
価値観を変えるのは時間がかかるので、場合のよっては、上司に相談して現状の改善を図るのがよいかもしれません。
本当に仕事に行きたくないのであれば無理は禁物
会社は利益を出すことが第一の優先事項です。
社員もある程度は利益が優先の動きをせざるを得ません。
生活のためにも、仕事を失うのは困るというのは誰もが思うことです。
しかし、自分にとって不都合なことも受け入れなければいけないことがあっても自分にできないことを無理すると自分自身が苦しくなるだけです。
その仕事が心身に悪影響があるような場合であれば、話は別です。
どうにも対処ができない場合は、最終的に人間関係や疲れ切った心身をリセットするために「仕事を辞める」「休職する」という選択肢もあるでしょう。
仕事に行きたくないと苦しんでいる人が知るべきなのは、仕事は世の中にたくさんあるということです。
今の職場しかないと思うから、無理をしてがんばって苦しんでしまうわけで、他にも自分が働く場所があると思うことが、自分自身の心をふっと軽くすることがあります
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