就職・転職

就活ルール廃止の影響|ルール廃止後の就活はどのように変わるのか?

投稿日:2019年5月27日 更新日:



新卒採用というのは今も昔も大きな分岐点となるタイミングです。経団連から2021年卒の就活生から就活ルールが廃止になることが発表されました。ルール自体が廃止されるのは初めてのことなので就活を控える学生にとっては非常にインパクトがあります。

このルール廃止は単に就活・採用の再編に止まらず、大企業が日本型雇用から脱却する意思表示ともいえそうです。これまではスケジュールに追われた就活でしたが、これからは自由な就活スケジュールになるのでしょうか。

就活生にどのような影響があり、どのように行動すればよいのか気になるところです。

就活ルールとは?

就活ルールとは、経団連が大学の卒業予定者など新卒学生の就職活動において、企業説明会や採用選考の解禁日や内定日などを定めたルールで正式名称は「採用選考に関する指針(採用選考指針)」です。

経団連の会員企業が守るルールとしていますが、守らなくても罰則はありません。現在のルールでは、会社説明会は3月解禁、面接は6月解禁、内定は10月解禁となっています。

就活ルール廃止とその影響

2018年9月、経団連は2021年3月卒業の学生以降は「大学3年生の3月に説明会解禁、大学4年生の6月に採用面接など選考解禁」というルールを廃止するという意向を発表しました。

今後は経団連に代わり政府が新たなルールづくりを主導していますが、学業への影響や混乱を防ぐという意図もあり、当面は現行のスケジュール維持となりそうです。

しかし「維持」とは言ってもルールを決める主体が変わり、今度は外資や中小にも守らせたい意向がありそうなので現状維持とは言い難い状況になります。結果的に先が読めない状況になっています。

そもそも新卒一括採用の目的は、どんな学生もどんな企業もスタートラインを一緒にして就活・採用の不平等をなくすことにあります。

このルールを無くすと、競争相手が見えない中での戦いになり、企業側は長期間の採用活動を強いられ、学生側は企業の勝手な動きに翻弄され、腰を据えて企業をじっくり観察する機会が失われ、マッチングの精度も落ちる可能性が高くなります。

既に形骸化したルールを無理に就活の時期を統一しようとしても、必ずどこかに無理が出てきます。一部の企業では時期に縛られずに選考を行っています。優秀な大学1・2年生に内定を出すということも今後増えていくかもしれません。

ルール廃止により、短期決戦の辛い就活から解放されるという見方もあれば、1年生から就活を意識しなくてはならなくなり学生生活の自由度が下がるという見方もできます。ルール廃止が吉と出るか凶と出るかは、学生や企業の動き方次第といえます。

就活ルール廃止のメリット

1.学生側のメリット

  • 就活の期間が長くなるため留学や研修などでの出遅れを気にすることがなくなり、内定のチャンスが増える
  • 早い時期から企業と関わりを持つことができるのでたくさんの業界を知ることができる
  • 自分のキャリアについて考察する機会が増える

2.企業側のメリット

  • 時期にとらわれずに採用活動が可能となり、優秀な学生をいち早く獲得できる
  • 学生と関わる機会が増え、自社にあった学生を獲得できる
  • 中小企業にとっては大企業の採用活動に振り回されることがなくなる

就活ルール廃止のデメリット

1.学生側のデメリット

  • スケジュールがまとまらないまま手探りの状況で就職活動に挑まなければならない
  • 企業の採用活動がバラバラになり、情報の氾濫で就職活動が混乱する
  • 就活の早期化と長期化で学業が疎かになる

2.企業側のデメリット

  • 就職活動の長期化で内定辞退者が増加する
  • 中小企業では大企業による採用活動が早期化により人材確保が一段と難しくなる
  • 採用活動の長期化で採用コストが増加する
  • 採用活動の早期化で選考基準が経験に基づくものから潜在能力への期待にかわり、従来よりも能力の安定性に不安が伴う

就活ルールが廃止後はどのように就活を行えばよいか?

就活ルール廃止後、新たなルールが政府や大学によって取り決められる予定はあるものの、学生や企業による就活は自由化が進み、ますます活発になると思われます。新卒一括採用から通年採用への移行が進むとどのようなことが起こるのでしょうか。

就活ルールが廃止されると企業の採用活動は何でもありの状態になります。企業にとっては青田買いが可能になり、絶対に欲しい学生に狙いを定めて早くから採用活動を行います。早くから学生とコンタクトを取ることで、採用活動が長期化します。

一部の企業では欲しい学生との関係を長期に維持するために学生の囲い込みに走り、無料で海外セミナーに連れ出したり、高い時給のアルバイトで仕事を体験させたりするなど、採用につなげるいろんな手口を早くから行う可能性が高くなります。

これはあくまでも通年採用や就活の自由化を元に想像した例に過ぎませんが、企業・学生にとって混乱を招くことは避けられません。また、それがどのくらいの期間に及ぶのか分かりません。

新卒一括採用はすぐに無くなるものではありませんが2021年以降は企業も学生も現在より自由な就活が出来る様になり、就活の開始時期は今より早くなる分、長期戦になるのではと予想されています。

就活ルールの廃止に戸惑わないためにも、今のうちから自分自身のキャリア観をしっかりと定めることが大切になります。

学業やサークル活動などに取り組み多くの経験を積みつつ、自分のやりたいことは何か、それを実現するためには何をすべきなのか、将来のキャリアを考えていきましょう。

これからの就活が心配、就活に乗り遅れてしまったという人は、就活エージェントに相談するとよいでしょう。就活に詳しいアドバイザーが、カウンセリングや求人提案、選考対策などの充実したサービスを通して手厚くバックアップしてくれます。

就活支援サービス利用のススメ!

学生生活において大きなターニングポイントが「就活」です。就活を始めるにあたって、リクナビやマイナビなどの大手就職情報サイトに登録して、情報収集を行うと思います。

ただ、企業側からすると多種多様な大学や学部の人達が皆使用するため、企業がターゲット層とする学生にアクセスするには効率が悪すぎます。

また、学生にとっても、誰向けの情報なのか分かりにくく取捨選択が困難なものとなっており、志望業界が決まっている人にとって、大手就活情報サイトは必要ない情報が多過ぎるといえます。

最近では企業側も採用コスパを重視して、採用手段が多様化しており、就活サイトも従来型の総合就活サイトから派生して、成長性のある中堅・中小・ベンチャー企業に特化した就活サイトやキャリアドバイザーがサポートしてくれるエージェント型、企業からのオファーを待つオファー型など、様々な特化型サイトが増えています。

大手就活サイトを利用するだけにとどまらす、専門分野に特化した就活サイトの利用もオススメします。登録は無料で全てのサービスを無料で利用できます。また、サービスを利用して内定を獲得した場合にも料金は発生しません。

○就活ノート

就活ノートは、就活生がつくるリアルな就活情報サイトです。就職活動を経験した大学生が主体となり、就活生の企業に対する口コミ、リアルな選考情報や実際に選考を通過した履歴書・エントリーシートを見ることができ、書き方など役立つ情報も発信しています。

また、面接とグループディスカッションの攻略方法も事細かく書いてあります。緊張を抑える方法から様々なパターンや業界別によっての攻略方法があって、なかなか自分だけでは知りえない情報が多くあります。

さらに、SPIから玉手箱まで多種多様なWebテストの問題集が公開されており、就活のプロの方々がプロならではの目線で就活生にアドバイスする記事もあります。就活は情報戦という面が非常に大きく、無料で登録できるので登録しておいた方が良いでしょう。

☞ 公式サイト:【就活ノート 】のページへ進む

○digmee(ディグミー)

digmeeは、エントリーシートから面接対策、採用選考までを効率化してくれる新卒学生のための就活サイトです。LINEやWebサイトを通して、常に新卒の学生に新しい就活スタイルや最新情報を提供しています。

1度登録をすれば、LINEとWebのどちらのサービスも利用することが可能になっています。LINEではインターンや選考会などのイベント情報がみることができ、また、選考会への申し込みができます。さらに複数社にまとめて一括エントリーが可能です。

一方、digmeeサイト上ではLINEでできることに加え、企業情報をさらに詳しく調べることができ、就活に役立つ記事やコンテンツを見ることができます。

面談後には選考結果のフィードバックをもらえる日本初の「フィードバックシステム」を取り入れており、前の選考でどこが良かったのか、悪かったのかを整理することができるのは大きなメリットになります。

採用選考は一度終わったらそこで終了ではありません。過去の経験を活かして次の選考にのぞむことが可能となります。

  • 行きたい選考会・イベントを見つけ応募するまでに手間がかかる
  • 選考を1社ずつエントリーして受けるのが大変
  • 面接やグループディスカッションうまくできるか不安

Digmeeはこのような悩みを解決します。

☞ 公式サイト:【digmee】 のページへ進む

○キミスカ

マイナビやリクナビを使った就職活動は、自分で求人に応募する必要がありますが、キミスカは自分で応募する必要はなく、企業からオファーをもらうことができるのです。いわば、逆求人型(オファー型)の就職活動サイトといえます。

逆求人型の就職活動サイトでは、就活生が自分のプロフィールを登録します。企業の人事採用担当者がそれを確認して、気になった就活生にスカウトのメッセージを送ることでコミュニケーションが始まります。

過去に参加したインターンや採用選考の経過を登録することで企業にアピールすることができ、就活の経験を無駄にしません。

また、各業界・職種に精通したコンサルタントが多数在籍しており、経験豊富なプロの就職コンサルタントから、個別に面接対策、履歴書添削、ES添削、就職相談など、応募者の就職活動をトータルにサポートを受けることができます。

まずは、キミスカに登録をして、どんな会社からスカウトが届くのか様子をみて、興味が出てきたら、本格的に利用しはじめるとよいでしょう。

☞ 公式サイト:【キミスカ 】のページへ進む

この他にも大手の就活サイトにはない特色を持った就活サイトがあります。

興味のある人はこちらをご覧ください。





-就職・転職
-

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


関連記事

企業研究のやり方|就活を効率よく有利に進めるための方法とは?

就職活動を開始すると、自己分析や企業研究を行うようにとアドバイスされることが多くあります。その企業のホームページを見る、説明会で渡されたパンフレットを見るなどに終始した企業研究になっていませんか。 企 …

転職での内定辞退のしかた|失礼なく納得してもらえる断り方とは?

転職活動で複数の会社で採用が決まり、内定辞退を電話ですることになる場合があります。複数の企業から内定をもらえば、いずれかの内定を断る必要が出てきます。どのような理由を会社に説明すれば角が立たないのか、 …

ブラック企業の特徴と見分け方|就活で注意すべきポイントはこれだ!

日本の経済が長い期間に渡り、停滞しています。ブラック企業という言葉はかなり前からあり、ここ数年の間にメディアによって大きく取り上げられ、ブラック企業という言葉が一般的に認知されるようになりました。 ブ …

「満何歳」とは?|正しい意味と履歴書の記載上の注意点とは?

履歴書で年齢を書こうとすると「満◯◯歳」という欄があります。履歴書は就職希望先の企業に提出する正式な書類のため、間違いがあってはなりません。満何歳と履歴書に書くとき、どのように記入すればいいのでしょう …

行動力を身につけるには?|ビジネススキルアップでライバルに差をつける

ビジネスを成功させるためには行動力が求められます。行動力がある、フットワークが軽い、そのような言葉を一度は聞いたことがあるでしょう。 行動力のある人に変わりたいけど変われない、行動によって成果を出すに …