就職・転職

就活の軸|資本金や従業員数の多い会社に勤めることは本当によいことか?

投稿日:2017年10月9日 更新日:

転職する場合に企業の財務状況を確認するという場合がありますが、自分の給与や仕事内容とともに企業の安定性や将来性というのは非常に気になるところではあります。

インターネット上の求人情報にも、「資本金」や「従業員数」が掲載されていることがあります。

また、会社のホームページを見ると、「会社概要」のページにそのような情報が載っています。

資本金の額や従業員数が多ければ、その会社の規模が大きくて、安定している印象を持つこともありますが、これらの情報は就職活動で会社を選ぶ上でどのように役に立つのか説明します。

「会社概要」をどのように見ておくべきか

会社概要は、会社の全体像を大まかに説明しています。

たとえば、代表者は誰とか、資本金はいくらとか、事業の内容の説明などを記載しています。

どのような規模の会社でどのような事業を行っているかなどの会社の全体像を把握するのに最適です。

会社概要は、会社によって違いはありますが、下記のような記載があります。

  • 社名
  • 本社を含め事業所の所在地
  • 代表者
  • 設立年月日
  • 資本金
  • 売上高
  • 従業員数
  • 事業内容
  • 関連会社
  • 取引先銀行

たとえば、ある会社の面接に呼ばれた時、会社概要は面接を受ける準備の為に重要な情報になります。

本社や事業所の所在地を見れば、実際に働く場所のイメージができます。

また、転勤のあるなしを面接の際に確認することも可能です。

資本金や、売上高、従業員数で会社のおおよその規模もわかり、売上高の推移で今後の成長予測もおおまかに立てられます。

会社概要からの情報を読み取り、転職活動に役立てることができます。

資本金の額が大きければ安定した会社であるか

資本金が多いと安定していて、資本金が少ない会社は余裕がないのですぐ倒産するかといえばそうでもありません。

資本金が何十億もある上場企業でも数ヶ月で一気に倒産や民事再生となるようなケースも新聞などでしばしば出てきます。

資本金というのはあったほうが良いことは良いのですが、資本金は創業時などに出資を受けた金額を指し、その後の出資を利用して生み出した価値の増加や減少を表していません。

内部留保も加えて考えないとその企業の本当の安定性は判断できません。

また、税制やその他の法律の制約を受けてあえて資本金を少なくしている会社や資本金が多いところでもその資本金が借金となっていて財務状況が悪い会社もありますので、資本金は参考程度に見るのが正しいといえそうです。

会社の安定性や将来性を考えるのであれば、「売上」、「利益・利益剰余金」、「有利子負債」などをチェックするほうがよいでしょう。

資本金が少なくても、売上が安定して、利益が確保されていて、かつ負債が少ないのであれば、安定した会社であるといえます。

「従業員数」からわかること

従業員数が多い方が、企業としては規模が大きくて安定しているイメージもありますが、大きな企業でたくさんの従業員をかかえていても倒産することはありますので、それを全て信じるわけにはいきません。

従業員数は判断材料のひとつになります。

少人数の会社の場合は、ある程度仕事の裁量権を持つことができ、異動が少なく、家族的な雰囲気になりやすい利点がありますが、業務の割り振りが曖昧になりがちで、複数の業務を抱えることが多くなる欠点もあります。

一方、大人数の会社の場合は多くの人と関わりを持つことができ、ジョブローテーションなどにより異動が多く、さまざまな業務を経験できる利点がありますが、一人一人の業務が細分化されていて、仕事の全容が見えないことが多くなるといった欠点もあります。

これらは一般的な目安であり、会社によって異なります。

実際の職場の仕事の進め方や雰囲気を知るには、面接時に質問するのがよいでしょう。

「資本金」と「従業員数」からわかることとは?

「資本金」と「従業員数」から何がわかるかというと、それによって企業が区別されるようになります。

中小企業や小規模企業の定義は、中小企業庁が公表しています。

中小企業や小規模企業の定義
業種 中小企業者(下記のいずれかを満たすこと) 小規模企業者
資本金の額又は出資の総額 常時使用する従業員の数 常時使用する従業員の数
製造業、建設業、運輸業、その他の業種(下記業種を除く) 3億円以下 300人以下 20人以下
卸売業 1億円以下 100人以下 5人以下
サービス業 5,000円以下 100人以下 5人以下
小売業 5,000円以下 50人以下 5人以下

上記のように、「中小企業」というのは定義が明確に決まります。

中小企業者以上の資本金や従業員数がある企業は、大企業となります。

大手企業に入社することで実現できること

1.大手企業に勤めているブランドを手にする

大手企業に入社したこと自体がブランドになります。

これは今後のあなたのキャリア形成上において、大きな意味を持ちます。

大手企業で働いていただけで最初の転職であれば、なんとでも潰しがききます。

それだけ社会的に認知されている企業の看板力は絶大なのです。

2.給与水準が高い

一般的なサラリーマンの平均給与よりは高い給与がもらえる可能性が高いということです。

3.充実した待遇

給与以外に福利厚生がありますが、大手企業は社員に対する手厚い待遇を用意しています。

そうした「+α」の恩恵は、大手企業ならではといえます。

4.規模の大きな仕事ができる

企業の規模が大きく、かつ業界でシェアを取っている企業であれば、その業界の最先端事業に携われる機会に恵まれることでしょう。

特に個人ではとても実現できないことをプロジェクトの一員としてまたは責任者として、やりがいある仕事に取り組める可能性は高いでしょう。

大手企業で実現が難しいこと

1.自分のアイデアを活かす

何千人といる大手企業で働くということは、会社の歯車の一部として、しっかりと動けるようにならなければいけません。

大手企業では言われたことを言われたとおりにやるという仕事が多くあります。

そして長い下積みを経ても、自分のアイデアを活かせるポジションにつけるかどうかいうのが、大手企業で働くということです。

2.成長する

大手企業では言われたことを言われたとおりにやるという仕事が多いため、成長する機会に恵まれることが稀です。

社会人になって一番自分を成長させたいのであれば、自分で起業するか、ベンチャーに入って何でもすぐに仕事を任せてもらえる環境に飛び込んでいった方が成長できます。

中小企業に入社することで実現できること

1.経営者と近い距離で仕事ができる

中小企業では自分が見える範囲で、すべてが展開されていきます。

つまり会社の事業を自分のことのように考えることができるメリットがあります。

また、従業員数が少ないため、経営者との近い距離で仕事ができ、仕事の提案などもすぐに伝えられます。

自分の会社の社長と一緒に仕事をすることは大手企業ではすぐに実現できることではないでしょう。

2.大手企業以上に成長できる

ベンチャー企業で特に急成長中ともなれば、社員はなんでもこなせる人材にならざるを得ません。

大手であればその道のプロフェッショナルをすぐに採用するという手段をとれますが、中小企業の場合、それは通じません。

一人一人に相当な負荷がかかります。

これが嫌な人はベンチャーでは働けませんが、若いうちにスキルアップを目指す人には最高の環境とも言えます。

こうした環境で実力をつけた人は、大手で働いている人よりもはるかに仕事ができることが多いです。

大手企業のブランドがなくても仕事がデキる社会人になりたい人は、ベンチャー企業に勤めるのがよいでしょう。

ベンチャーの中には、大手企業よりもブラック企業の比率が高くなるので、その見極めは慎重に行うようにしてください。

軸の設定に就活エージェントを利用するのも良し!

就活を上手に進めるためには、軸の設定を欠かすことができません。

これができていないと失敗する可能性が高くなります。

就活の軸は、就活の方向性を決め、志望先を絞り込むのに役立ちます。

また、軸の設定がしっかりと行っていれば、入社後のミスマッチを防ぐこともできます。

軸を決めずに就活を進めるのは危険であり、闇雲に選考を受けても成果を得ることはできません。

就活は無数にある選択肢の中から自分に合ったものを見つけるという途方もない作業であり、少しでも効率的に進めるには方向性を決めなければなりません。

進むべき方向を見失うと、就活は難航します。

行き詰まりを感じたときこそ就活の軸を見直し、本当に進むべき道を見つけて就活の攻略を目指しましょう。

軸の設定に悩むことがあれば就活エージェントの利用することをオススメします。

就活のプロから軸の設定に関して適切なアドバイスがもらえます。

また、面接や履歴書作成などについてもアドバイスしてもらえるので、就活エージェントをうまく利用すればひとりで努力するよりも効率良く就活を進めることができます。 

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