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個人賠償責任保険に加入していれば自転車保険に加入する必要なし

投稿日:2018年7月9日 更新日:

自転車事故による高額賠償事例が相次ぐ中、条例で自転車保険の加入を義務化する動きが多くなっています。自転車に乗る人にとって自転車保険への加入は必要不可欠なものになりつつあります。

自転車の場合は自動車と違い、一律に保険に加入しなければならないことはありませんが高額賠償事例を見ると自転車保険に加入しておいた方が良いのかなという気持ちになります。

しかし、新たに自転車保険に加入することを考えなくても自転車での事故等に対して保険を適用できる場合があります。

自転車保険とは?

自転車保険とは傷害保険と個人賠償責任保険の二つの役割を持った保険商品です。自転車の運転中のケガで入院・通院した場合の自分自身の補償と相手にケガを負わせてしまった場合の損害賠償に備えられます。

「自転車保険」という呼び方は保険会社によって異なり、自転車事故以外の補償にも対応しています。補償は充実していますが保険料は個人型で年額6,000円程度、家族型は1万3,000円程度と高めになっています。

自転車事故の加害者になってしまった場合、賠償金額が数千万円と高額になることもあるため、自転車保険に加入する際は、できれば個人賠償責任補償は「1億円」、家族がいる場合は「家族型」で示談サービスが付いているものを選ぶのがよいでしょう。

自転車保険は必要か?

自転車乗るだけなのに保険に入る必要があるのか。ケガをしても医療保険が使えるし、別途必要なのかと考える人も多いかもしれません。しかし、加害者になってしまった場合のことを考えると何らかの備えが必要になります。

自転車の事故の補償については以下の2つを考える必要があります。

  1. 自転車に乗っていて自分がケガをした(被害者になった場合)
  2. 自転車に乗っていて他人にケガを負わせてしまった(加害者になった場合)

割高の自転車保険に加入しなくてもよいケースがある

自動車を所有している人であれば、ほとんどの人が任意で自動車保険に加入しているはずです。自動車保険に付帯していることが多い個人賠償責任特約に入っていれば、大抵の自転車事故はカバーできるようです。個人賠償責任特約は掛け金がそれほど高くなく、その割には保障が厚い保険です。

年間2~3千円で補償額も「1億円」「無制限」となっているものも多くあります。示談サービスが付いて、万が一の時にも心強いでしょう。個人賠償責任特約は自動車保険だけでなく火災保険や傷害保険などに特約で付けることができます。

火災保険に付ける場合は保険金額1億円で特約保険料は月100円程度です。まずは自分が加入している保険に特約を付けることで万が一自転車事故の加害者になってしまった場合の補償をしっかりとカバーすることがオススメです。

このようにしておけば別途、自転車保険に加入する必要はないということになります。

個人賠償責任保険とは?

個人賠償責任保険とは個人またはその家族が日常生活で他人にケガをさせてしまったり、他人の物を壊してしまったりした時に助けてくれる保険です。その事故によって発生した損害賠償金や弁護士費用などを補償してくれます。

火災保険や傷害保険、自動車保険などの特約として契約することができます。

1.保険金が支払われる主な事故

(1)自転車事故

  • 自転車に乗っていたところ、他人にぶつかりケガをさせた
  • 自転車に乗っていて、止まっている車にぶつかり傷をつけた

(2)自転車以外の事故

  • 飼い犬が他人に噛みついてケガをさせた
  • マンションなどで階下に水漏れさせてしまった

2.保険金が支払われない主な事故

  • 自動車等の車両の所有、使用、管理に起因する賠償責任
  • 他人から借りた物、預かっている物に対する賠償責任

3.世帯主が加入すれば家族も保障される

個人賠償責任保険の大きなポイントとして、世帯主が加入していれば、その家族も保障されるという点です。

自分自身も自転車に乗るけど、子どもも自転車に乗る場合、自転車保険に加入すると基本的には自分一人のための保険になってしまい、家族にまで適用させようと思うと家族対応のプランに加入する必要があり、保険料金も高くなります。

しかし、個人賠償責任保険の場合は被保険者の条件が「生計を共にする同居の親族」となっていることが多く、世帯主が個人賠償責任保険に加入していれば、その人の子どもが自転車で事故を起こしたとしても保険が適用されます。

4.個人賠償責任保険単体では加入できない

個人賠償責任保険は安価な掛け金に対して保障が厚いこともあり、単体での加入が出来ません。個人賠償責任保険に加入しようとする場合は自動車保険や火災保険などの特約になっていることが多いので、それらの保険と一緒に加入する必要があります。

個人賠償責任保険に加入できない場合

自動車保険や火災保険などに全く加入していないため、個人賠償責任保険に加入できないけれども自転車事故に備えたいという場合には自転車保険に加入することを検討してみましょう。

個人賠償責任保険と自転車専用保険の二つの保険を比較すると自転車保険が割高になりますが、自転車事故の加害者になってしまった場合のことを考えると備えが必要になります。事故に対しての危機意識を持ち、万が一の場合に備えておきましょう。

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