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損害保険について概要を知っておこう

投稿日:2018年9月12日 更新日:

偶然の事故によって生じた損害額に応じて保険金が支払われるのが損害保険です。保険の種類と補償内容を理解し、自分にとって本当に必要な補償は何かを考えて、自分に合った保険に加入するためには、損害保険についてある程度の知識が必要になります。

損害保険とは何か、どのような種類があるのかといった概要から理解を深めていきましょう。

損害保険とは何か

生命保険は人の生命を対象として一定額の保険金を支払います。一方で損害保険は偶然の事故(火災、自然災害、自動車事故など)によって生じる損害を補償するものです。

損害保険とは何かという絶対的な定義があるわけではありませんが、以下のように表現できます。

「同種のリスクを負担している加入者が統計学的な基礎によって算出された一定の拠出を行うことによって、偶然の事故による損失に対して、その程度に応じて補償(金銭)を受け取ることができる制度」といえそうです。

「小さな負担で大きな安心」という保険会社のキャッチコピーをよく見かけます。保険の契約者から見れば、少額の保険料で高額の補償が得られるということになります。

補償の対象は何か

地震や津波などの自然災害、火災、交通事故などの偶然の事故は、いつ発生するのか分かりません。事故に備えて貯蓄を始めたとしても、貯蓄が十分な蓄えになるまで事故は待ってくれることはありません。

しかしながら、損害保険に加入していれば、事故が発生した場合でも保険金を受け取り、この補償によって経済的な損失をカバーすることができます。このようにして、保険料を支払うことによって、安心を得ることができます。

損害保険の種類
種類 内容
火災保険 火災や落雷などの災害による建物や家財に対する危険に備える保険
地震保険 地震・噴火・津波による建物・家財に対する損害に備える保険
傷害保険 日常生活でのケガや国内・海外旅行中に被る損害に備える保険
医療・介護保険 病気やケガによる入院治療費、介護費用の負担に備える保険
個人賠償責任保険 他人の身体や、所有物に損害を与えた場合に備える保険
自動車損害賠償責任保険(強制保険) 交通事故により他人を死傷させてしまう危険に備える加入が義務づけられている保険
自動車保険(任意保険) 交通事故による対人・対物・自損・同乗者などの損害に備えるために任意に加入することができる保険

保険の種類によって異なる保険期間と保険料

損害保険会社が損害を補償する期間を保険期間といいます。契約者が支払うお金が保険料です。保険期間と保険料は保険の種類によって異なります。通常の損害保険の期間は1年か2年で掛け捨て型が一般的です。

一方で貯蓄機能を有した積立型の保険期間は3~20年、もしくはそれ以上の長期にわたるものがあります。積立型の保険料は一括払いによる割引があります。保険期間が長期であればあるほど保険料は割引されるしくみとなっています。

このようなしくみであるため、保険期間と保険料は契約する保険の種類によって異なるのです。

契約締結後の義務見出し

損害保険会社と保険契約を結んで以降、保険契約者には特定の義務が課せられます。その義務とは通知義務です。この通知義務には2つあり、1つは保険期間中に危険が変更・増加するような事実が生じたときは、その事実を保険会社に通知しなければならないことです。

契約当初に比べて危険が増しているような場合、保険会社は保険料の追徴を行ないます。反対に危険が減少している場合は、当初支払われた保険料より少なくて済むため、保険料の払い戻しが行われます。このため、契約者に通知義務が生じます。

もう一つは、保険事故が発生した場合、その事実を速やかに保険会社に通知しなければならないことです。これは事故の調査、損害の拡大防止など必要な措置を手間取らないようにするために行います。

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