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終活の準備はどのように考えればよいか?

投稿日:2018年10月19日 更新日:

 

「終活」とは. 「人生の終焉に向けての活動」や「人生の終わりをより良いものにするための準備」などというように説明されています。いざ自分に何かあった時、残された家族に迷惑をかけないために準備しておくのです。

そのためにするべきことは、たとえば、葬儀やお墓の準備、相続についての計画などがあります。自分も終活準備を行いたいと思っているけど何から始めたらよいかわからないという人が多いかと思います。どのような観点で考えていけばよいか紹介します。

終活のメリットとは?

人生の終わりについて考えるなんて縁起でもないと思いますが、誰にでも必ず終わりは来ます。人生の最後について考えるのは当然のことです。終活には以下のようなメリットがあります。

1.人生についての考えや気持ちの整理ができる

普段の生活で自分の人生を振り返り、今後の人生をどのように生きていくかを考える機会はなかなかありません。

今まで何をしてきたかを振り返り、今後は何をしたいかをじっくり考えることで、気になっていることや抱えている問題がクリアになり、気持ちの整理ができます。

2.家族への負担を軽くすることができます

病気になったり、いざというときを迎えたときの家族の心理的・金銭的な負担はかなりのものです。終活でそれを軽減することができます。

病名や余命の告知をして欲しいか、延命措置など、家族が重要な判断をくださなくてはならないとき、本人の希望が事前に分かっているとスムーズに事が運びます。

終活は何から始めたらいいのか?

終活や相続対策に関する情報がありすぎて、「結局自分は何をすればよいのかわからない」という人が多くいます。実際に終活の項目は驚くほどたくさんあり、これを全て完璧に行うことはできません。

自分の興味があることや、一番家族が困ることだけでも解決してみようというくらいの軽い気持ちで始めることが大切です。

たとえば、今後自分に「どのような困りごと」が起こる可能性があり、配偶者や子どもが「どのように困るのか」を整理して考えれば、「何をすべきか」が分かってきます。

年を取ったら心配事が増えてくる

妻と2人暮らしの男性Aさんを例としてみます。Aさんには2人の子どもがいて、現在は離れて暮らしています。Aさんは病院に通うことが多く、体力低下や物忘れが増えたと感じています。

そんな矢先、知人の葬儀で友人から認知症の人や配偶者や親の介護で大変で葬儀に参列できない人がいるという話を聞かされました。

そうした人たちの配偶者の負担は大きく、子どもに協力してもらおうとしても、仕事が忙しく難しい、離れて暮らしているため協力ができない。施設に入ろうとしても空きがなく、資金がなければ施設への入所も難しい。

また、その葬儀で亡くなった知人の奥さんからは延命治療を選んで良かったのか悩んでいると聞き、自分も大丈夫だろうかと改めて考えたのです。

病気やケガが、介護などは、実際に直面すると家族や第三者の協力が不可欠になります。認知症になったらどうするか、後見人に施設への入所契約や財産管理を行ってもらうのか、延命治療の判断を誰にしてもらうのかなど、考えるべきことは多くあります。

亡くなった後のすべきことは多岐にわたる

亡くなった後のことは当然、自分で行うことができません。亡くなった後には葬儀や遺産の分割、役所への手続き、納税は遺品の整理など、すべきことは多岐にわたります。それは誰かに行ってもらう必要があります。

自分には大きな遺産や借金はなく、亡くなっても迷惑をかけないという人もいますが、実際はそうはいかず、誰かにしてもらう必要があるのです。残された家族が困らないように必要な準備はしておきたいものです。

しかし、必要以上の準備をすることはありません。あまり細かな準備は不要で、家族に任せる部分も必要になります。家族が困らない程度に準備しておくことがポイントです。かえって迷惑な準備にならないように「終活」を進めていきましょう。

財産関連の対策も当然必要ですが、その前にまずは情報収集が重要です。

今後起こりうる出来事は何か、死亡後に何を行うべきか、その際、配偶者や子どもにどのような困りごとが起こりうるのか、様々な準備にかかる費用はどれだけ必要かなどと項目を書き出していけば準備がしやすくなります。

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