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葬儀の準備は家族にも配慮する

投稿日:2018年11月18日 更新日:

葬儀で困る人が多くいます。いざ葬儀という事態に直面したときに、あわててしまうのはしかたのないことです。身内が亡くなるなどで慌ただしい中、どうしたらよいか分からないのに、決めなければならないことが多くあります。

近年、葬儀の煩わしさを軽減するために、あえて周りに気を使わなくて済む家族葬を希望する人もいます。家族葬とは、家族や親族を中心に行われる小規模のお葬式のことをいいます。

しかし、家族葬といっても予めしっかりと計画・準備をしておかないと、後々思わぬトラブルを引き起こす恐れがあります。

家族葬のメリット

家族葬の一番のメリットは、参列者が親戚などの身内の人だけなので、周囲のことで気にかける必要もなく、親しい人を中心にお葬式を行える点です。故人や遺族の考えに沿って葬儀の内容や形式を選択しやすいという点も家族葬の大きなメリットといえます。

基本的にご近所の人や仕事関係の人は参列しないため、家族は周りの弔問者に気を使うこともなく、ゆっくりとした時間の中で故人を見送ることができます。また、葬式の形態を小規模にできるので、葬儀費用についても通常の葬式に比べて安く抑えることができます。

一般的な葬儀に比べて、人数に応じて会場や食事の手配をしたり、香典のお返しの準備といった負担も少ないのです。家族葬が増えている背景には、この費用や準備の負担を家族にかけたくない理由も大きいといえます。

家族葬のデメリット

葬儀後、葬儀に呼ばれなかった親しい友人から「どうして呼んでくれなかったのか」といったトラブルが想定されるため、親戚や知人など、どこまでの人に声をかけたら良いのか、その範囲を決めるのが難しいことです。

また、家族葬の場合、外部の人は故人とお別れすることができないため、後日、弔問に訪れる可能性もあります。特に、友人が多かったりすると、葬儀後しばらくは外部の人への対応に終われる可能性もあります。

葬儀を終えた後も親戚や故人の知人と付き合っていかねばなりません。費用を抑えるのも大事ですが、周囲の人たちの心情も考える必要があります。故人との付き合いのある人にも声をかけ、葬儀の場でお別れをした方が、遺族の負担が軽い場合が多いのです。

トラブル防止策

できれば、参列する人を事前に決めておき、お声がけしない人には、故人の遺志であることを伝えた上で、納得してもらえる方法を考えておきましょう。家族葬を行う場合には身内だけでなく、故人の関係者にもその意向をはっきりと伝えることが大切になります。

なお、予想以上に参列希望者が多い場合は、葬儀は家族葬で行い、日を改めてお別れの会を開くことも解決策のひとつです。

家族にも配慮した事前準備の大切さ

葬儀の後も、役所の手続きや財産調査、遺産分割、納税などさまざまな相続手続きがあります。だからこそ、遺族が葬儀で困らないよう、事前に自分の葬儀について考えておくことが大切です。

訃報通知の連絡先、菩提寺がある場合は連絡先と宗派、遺影写真の候補の場所がわかるだけでも遺族はかなり助かります。突然の葬儀社探して困らないように、事前に葬儀社を訪ねて見積書を作ってもらえばさらに安心です。

可能であれば、送る側と送られる側が一緒に行くこととタイプの違う複数の葬儀社に足を運ぶことが望ましい形です。

本人が望む葬儀も大切ですが、葬儀を行うことになる家族が、葬儀の流れや疑問点などを葬儀社に確認しておくことが重要になります。要望も人それぞれなので、自分に合った葬儀社を探すことが大切です。実際に足を運び、話をすることで葬儀社の特徴が分かります

突然の葬儀では、自分たちが望む葬儀社見つけるのは難しく、予備知識がないと慌ててしまいます。それらを防ぐためにも事前の準備が大切になります。

最近の葬儀の傾向

最近は葬儀を簡略的に済ませる傾向があります。付き合いがない人も多く参列する葬儀ではなく、身内や知人でゆっくりお別れをしたい思いが家族葬という形になりました。葬儀は行わず、火葬のみでよいという人もいます。

このように、葬儀をしてもらう側が要望を残し、遺族がその通りに行うケースが増えています。ただ、葬儀は亡くなる人のためだけでなく、残された人たちのためにも行うものです。それを念頭に考えてみるのがよいでしょう。

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