社会人が取得できる資格のほとんど独学で合格できます。
資格取得のための勉強で大切なことは資格取得の予備校や専門学校に通っていても、予備校や専門学校に通っていない時間にどれだけ密度の高い勉強を継続できるかにかかっているのです。
人気の資格は、良質なテキストや問題集が多く市販されているので、自分で購入すれば問題ありません。
資格取得は独学が基本
社会人が取得できる資格はほとんど独学で取得可能なものが多くあるので心配することはありません。
一人で黙々と勉強することが資格取得のための基本です。
受験者の多い人気ある資格は、良質なテキスト・参考書・過去問題集・予想問題集など数多くの関連書籍が市販されているので自分で購入できます。
一度手に取って内容を確認してもよし、Amazonで評判の良い参考書を購入するのもいいでしょう。
独学の良い点
資格取得にかかる費用を少なくすることができます。
規模の大きい書店に行けば、受験者の多い資格については必要なテキスト、参考書、問題集は全て揃います。
通信講座、予備校、専門学校などのテキストに比べて内容が乏しいのではないかと思われがちですが、市販の書籍でも質は劣りません。
社会人で資格取得に向けた勉強は日々限られた時間の中で行う必要があります。
予備校などに通うと時間に縛られ、自分で勉強する時間の捻出にも苦労します。
予備校などで自分が理解している項目について延々と講義を聞くよりも、自分の実力にあわせて参考書や問題集で勉強する方が効率がよいでしょう。
独学の悪い点
理解しにくい内容であっても自分で参考書を調べて解決する必要があります。
これに時間を多く費やすと計画通りに勉強することができず、試験勉強を断念する危険があります。
また、自分の思い込みで理解したつもりでいて、実は間違えて理解していることもあります。
特に法律の解釈など、専門性の高い分野では参考書だけを頼りに自分で理解するのが難しいこともあります。
また、試験に作図や論文形式の出題がある場合、客観的に見て採点してもらわないと自分の誤りに気付かない場合もありますので、本試験の出題内容によっては独学が危険である場合もあるので注意が必要になります。
テキストは一冊に絞って勉強すべき
「テキストはこれと決めた一冊に絞って勉強するのが良い」といわれています。
メインとなるテキストを決めて繰り返し勉強するのが資格試験勉強の基本です。
頻繁にテキストを買い替える必要はありません。
資格試験の勉強をしていると、「あのテキストが良い」「このテキストが役に立つ」といった周囲の声に惑わされて、ついついいろいろなテキストに手を伸ばしてしまいがちなのですが、テキストの数を増やしたのでは反復効果を得ることができません。
5冊のテキストを1回ずつ読むよりは、1冊のテキストを5回読んだ方が効果的だと心得ましょう。
基本的には1冊のテキストで繰り返して勉強しますが、さらに他のテキストや問題集を読むことは実力アップにつながります。
※ここでいうテキストとは、毎日の勉強の中心となる、いわば教科書的な役割をする本のことを指し、時間があれば、すぐに開いて勉強するのが本のことです。
短期合格を目指すためにはどうすればよいか
勉強の基本的な流れは、以下のステップを短期間で行います。
1)過去の試験問題をひたすら読み、傾向を分析する
2)参考書を最後まで一気に読む
3)やらないことを決める
あとはひたすら勉強します。
超難関試験の場合、これに加えて参考書の読み込みが必要になりますが、読み込みといっても、参考書を丸暗記する必要はなく、大局的な理解ができるまで、繰り返し読む必要があるということです。
勉強の最初の段階でいかに参考書を早く読み終わるかが合否に大きく影響します。
参考書を1ページ目からじっくり丁寧に読もうとすると参考書を読み終える頃には初めの部分が記憶から抜け落ちている可能性が非常に高くなります。
繰り返したところでこれは非常に効率が悪い勉強方法です。
大半の資格試験は、6割から7割取れれば合格できるよう設定されているため、大まかな理解でよいので、まずは参考書を1回読んで、全体像の把握に努めるようにしましょう。
勉強において、スピード感はとても重要です。
ゆっくりとしたスピードでは、いくら時間があっても足りません。
最初に参考書を素早く読み終えることで、スピード感のある勉強のしかたを体に覚えさせることが大切になります。
独学で勉強する場合の注意点
1.テキストや問題集は実物を見て選ぶ
テキストや問題集はどのレベルのものを使うかによって、理解度や勉強時間のペースが変わってきますので非常に重要になります。
時間をかけて自分の目で確かめて選んでください。
併せてネット上で評判で確認するのも有効な手段です。
仮に自分に合わないテキストや問題集を選んだとしても、後から買い換えることができるので神経質になる必要もありません。
2.模擬試験を受ける
独学の場合、自分の実力レベルが分かりませんので、模擬試験があればそれを受けることも必要になります。
また、模擬試験は、設問を全て解答するためのペース配分を実感するための良い機会でもあります。
独学でも模擬試験は必ず一度は受けるようにしましょう。
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