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稼げる資格を厳選!【経理・会計編】

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資格ブームに衰える気配はないとはいえ、1,000以上ある資格の中から有望なものを選び出すのは至難の業です。資格を取ってゴールというものではなく、その資格を活かせる仕事がなければ稼ぎには繋がりません。他人と差別化できる稼げる資格は何なのか。

ニーズがあり、あまり費用や時間をかけずに取得できるもので、実際に資格を取得することで稼ぐことができ、将来性があり、今後も有望な資格をピックアップしました。

日商簿記検定試験

「日商簿記」は、日本で最も有名な簿記の資格です。求人条件に「簿記検定保有者優遇」と書かれていることも多く、パートやアルバイトでも資格の有無で時給が100円前後違うことがあります。

事務系の仕事で有利な就職、転職をするなら持っておくべきだといえるでしょう。一般企業のほか、役所からの臨時求人もあり、それをきっかけに本採用のチャンスも掴めます。即戦力としてのアピール力が強いのは2級からです。

ただし、年齢がまだ若く、スキルアップの意思をアピールできる人であれば3級でも十分です。

また、2016年から2級を中心に出題区分が改定されました。これまで1級の範囲だった問題が2級に移り、難易度は従来と比較して、やや高くなっています。

税理士

高齢化に伴う相続税問題や、消費税法改定による申告など、税理士の需要はますます高まっています。その割に資格の難易度が高く、合格者が非常に少ないのもポイントです。取得すれば、それだけキャリアアップの道が大きく開けます。

合格者の多くは簿記検定1級保有者だといわれています。独学での合格は難しく、資格スクールで勉強し、簿記資格からチャレンジするのが無難です。税理士として活動するには試験に合格した後、税理士会に入会する必要があります。

ただ、企業に就職するためのアピールポイントとして資格を使う場合はその必要はありません。また、取得後すぐに独立することはほぼなく、数年は会計事務所などで実務経験を積む場合がほとんどです。

BATIC(国際会計検定)

国際会計基準の簿記検定といえるもので出題はすべて英語で行われます。日本企業の海外進出が進んでいる現在、海外基準の会計知識や書類作成実務を持っている人への求人はかなり多いものです。

グローバル化に力を入れている会社や、貿易、輸出の多い製造業への就職にはかなり有利になるかもしれません。また、受験にはTOEICスコア400~450点程度の英語力が目安になります。

ただ、国内でしか評価されない資格のため、海外企業への就職にはあまり意味がないという欠点があります。

国内企業や外資系企業の日本採用にはアピールできる資格ですが、海外企業への転職や国際的な取引を行う事業を起業したい人は、他の資格とあわせて取ったほうが無難です。

経理・財務スキル検定(FASS)

2005年から開始された比較的、新しい経理資格で、知識よりも実務能力に重点を置いた試験が特徴です。即戦力になる実務の実力が測れるため、企業からのニーズが高く、10年後には経理資格の王道になるのではないかという声もあります。

日商簿記検定が等級制で一度取れば一生を固定されることに対して、FASS検定はスコア制。低い点数から試験のたびに徐々にスコアを伸ばしていくことが可能です。そのため、仕事をしながら少しずつ勉強を続けている人、まとまった勉強時間が取れない人に向いています。

多くの大手企業がFASSのスコアを活用しているのも特徴です。経理・財務部門でのキャリアアップを目指すビジネスパーソンにとっては見逃せない傾向です。

法人税法能力検定

法人税の知識を測るための資格で、取得しておくと経理や一般事務系の就職が有利になります。特にこれから数年にわたって、税制が目まぐるしく変わることが予想されるため、企業からのニーズが高まると思われます。

等級は3級、2級、1級の3種です。どれも取得は比較的簡単で、やる気さえあれば独学でも1級を取得できるでしょう。税金の知識や計算能力に関する姉妹資格として、他に「所得税法」「消費税法」の能力検定があります。

いずれの試験も、受験料はそれほど高額ではなく、取得も難しくないため、順番にとっていくというのも1つの方法です。

ただ、独立を目的にする人には向きません。その場合はファイナンシャル・プランナーなど他の資格と合わせて取得する必要があります。

簿記能力検定(全経)

日商簿記検定と比較される簿記検定です。レベルはほぼ同じですが、等級の表記が少し異なります。日商2級=全経1級、日商1級=全経上級が目安になります。

出題傾向として全経には「考えを述べる」項目があり、上級受験者の感想としては「記述問題が多く、難しく感じる」という声が多いようです。就職には全経1級が有力なアピールポイントになるラインになります。

ただ、企業の人事では、より知名度の高い日商簿記を優先する傾向が強いことも事実です。同じ実力だったとしても、全経1級よりも日商2級を採用するということもあります。どちらか一方を取るなら、日商をまず取得したほうが現実的です。

その上でさらに、自分の実務能力を試したい人が受験すると良いのではないでしょうか。

給与計算実務能力検定

会社の運営に欠かせない給料の計算実務能力を測ります。2級、1級の等級がありますが、1級の合格率は60%以上と難易度は高くありません。

取得税などの計算もフォローしていますが、競争率の高い企業への就職、転職を目指している場合、これだけでは不安なこともあります。年金アドバイザーや各税法能力検定も合わせて取得することで、より万全なアピールができます。

ただし、この資格には2年間の有効期限があります。更新のための再試験はありませんが、2年ごとの更新料と新しい顔写真を申込書に添えて更新手続きを行わないと、自動的に資格が失効してしまいます。

資格はスキルを磨くためのものです。肝心なときに資格がなくなっていたということがないように注意してください。

建設業経理士検定

東京五輪に向けての建設ラッシュや震災後の復興需要もまだ続く建設業界では慢性的に人材が不足しています。経理や事務を希望するなら、専門の経理スキルをアピールすることで、より待遇の良い職場を選ぶことができます。

IFRS検定(国際会計基準検定)

アイファース、イファースと読み「国際会計基準」という意味です。その知識を測る検定はこれまで英語だけで行われていましたが、2009年から日本語でも実施されることになり、難易度がかなり下がりました。

CFP

世界共通水準の金融知識を扱うことができるファイナンシャル・プランナーの上位資格です。まずAFPの資格を取った上でチャレンジしてください。クライアントや会社からの信頼が格段に厚くなります。

ビジネス会計検定試験

2007年に新設された新しい検定で、毎年受験者が増えている資格です。簿記検定が財務諸表を作成する実務に関する知識を問うのに対し、ビジネス会計検定は財務諸表を読み解く能力を判定します。起業・経営を目指す人に向いています。

コンピューター会計能力検定

会計ソフトを使った経理処理の実務能力を証明します。現在、ほとんどの会社で経理事務はコンピューターを使って処理していますから、簿記検定と合わせてその実務能力を証明しておくと即戦力として就職・転職が有利になります。

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