貿易の自由化はいまや世界的な潮流となり、今後ますます多くの貿易実務のエキスパートが求められる状況となっています。
このような中で、現在、自分の実務能力・知識がどの程度のレベルにあるのか、客観的に確認できる手立てが必要となってきています。
独りよがりの実力ではなく、自他ともに認める貿易実務のエキスパートとしての能力・知識を客観的に測る検定試験が、この貿易実務検定です。
この検定試験は、誰でも受験することができます。
資格取得のメリット
貿易実務検定は、以下のように学生の方から貿易・産業界の第一線で活躍されている方まで、幅広い受験者層が特長です。
- 貿易関連・通関関連業務に携わる方
- 個人輸入を行っている方
- 貿易実務を学習中の方
- 貿易実務に興味を持っている方
- 通関士、商業英語、マーケティングを学習中の方
- スキルアップしたい方 など
貿易・産業界においては単なる推薦ではなく、貿易実務検定試験のプログラムそのものを採用するところもあります。
具体的には、商社・貿易関連組合・人材派遣会社などにおいて、検定プログラムに準拠した研修等が行われています。
検定試験に合格することが、どのような知識と業務遂行能力の証明になるのかが常に明確です。
このことは、受験する際の目標設定が容易であると同時に、検定合格後、就職等に際して履歴書に記載する場合でも、自分にどれだけの業務遂行能力が備わっているのかを明確にアピールすることが出来るようになります。
資格評価
【総合評価 33/50】
ニーズ | 7 |
コスト | 7 |
時間 | 7 |
リターン | 5 |
将来性 | 7 |
資格試験に関する概要
1.資格試験内容
(1)A級
試験科目は貿易実務、貿易実務英語、貿易マーケティングで、概ね、3~4年以上の実務経験のレベルです。
貿易実務において判断業務を行うことができる実力を証明するレベルとなっています。
(2)B級
試験科目は貿易実務、貿易実務英語、貿易マーケティングで、概ね、1~3年以上の実務経験のレベルです。
貿易実務経験者の中堅層を対象としています。
(3)C級
試験科目は貿易実務、貿易実務英語で、概ね、1~3年以上のレベルです。
定型業務をこなすために必要な知識があることを証明するレベルです。
まずはこのレベルで基礎固めをしてから、上級レベルにのぞみましょう。
2.試験概要
受験資格 | 誰でも受けられる |
資格の種別 | 民間資格 |
難易度 | A級:難しい B級:やや難しい C級:普通 |
3.試験データ
受験者数(2019年度合計) | A級:142人 B級:2094人 C級:7008人 |
合格率 (2019年度平均) |
A級:41.5% B級:52.9% C級:65.0% |
受験料 | A級:12,760円 B級:7,480円 C級:6,270円 |
試験日 | A級:7月 B級:7月、12月、3月 C級:5月、7月、10月、12月、3月 |
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