衣類の敵ヒメマルカツオブシムシの発生原因や駆除方法とは

生活全般

ヒメマルカツオブシムシという虫をご存知ですか。この幼虫は衣類に穴をあけてしまう害虫です。お気に入りの洋服を久しぶりに出したら穴があいていた。こんなことがあったら、本当にがっかりしてしまいます。

衣替えで衣類をしまうときに中に衣類害虫がひそんでいると、しばらく服を取り出さない間に虫食いの被害が一気に広がります。害虫を持ち込まないようにしたり、殺虫剤などで活動を抑えたりするのが、次の衣替えシーズンで落ち込まないための対策となります。

ヒメマルカツオブシの形態

日本を含む世界共通種で成虫の体長は3mm程度、球形に近く体色は黄褐色をベースに白黒の斑紋があります。乾燥動物質の他、毛織物などの繊維を食害します。アクリルなどの化学繊維は食害しません。幼虫は成熟すると成虫より大きく4mmを超え各節に多数の立毛を有します。

尾端に毛束を有し槍状毛と呼び外敵への防御として役割を担います。卵は淡黄白色、長楕円形で長径約0.6mmです。

ヒメマルカツオブシの生態

成虫は通常は年に1回、4月下旬~5月頃に羽化します。幼虫期間が非常に長く、越冬も幼虫で過ごします。野外ではスズメやハトなどの鳥の巣から発生しています。幼虫は羊毛や絹などの衣類を食害するが剥製標本や乾燥食品もエサにしています。

幼虫期は通常は約300日、成虫では約1ヶ月でその間に20~100個程度の卵を産みます。

ヒメマルカツオブシの主な発生原因

1.幼虫のえさになるもの

ヒメマルカツオブシムシの幼虫が好んで食べるエサは多岐にわたります。特に汚れた部分(汗や飲食物をこぼしたシミ)を好んで食害します。

(1)繊維製品

衣類、絹、繭、生糸など。

(2)乾燥食品

かつお節、干し魚、豆、穀物(粒や粉)、粉ミルク、コショウ、唐辛子、各種生薬、いろいろな種子、貯蔵タバコなど。

(3)動物性の乾燥製品

毛皮、皮革、毛織物(羊毛カーペットなど)、書籍(羊皮紙、皮表紙など)、毛髪・羽毛・角・骨製品、動物や昆虫の標本など。

2.ヒメマルカツオブシムシが好む環境

15度以上の温度と湿度が高い暗所を好みます。

ヒメカツオブシムシの駆除方法

1.防虫剤・殺虫剤で駆除する

エステー化学のネオパラエースやエスパラ(主要成分:パラジクロルベンゼン)は、独特な匂いがありますが虫が苦手なガスを発生させて、虫を寄せ付けないようにするもので、即効性があります。

また、エステー化学のムシューダや白元アースのミセスロイド(主要成分:ピレスロイド系)は、神経を毒で侵して、虫を殺すもので防虫剤独特の匂いがしないことで人気があります。

そして、樟脳(しょうのう)は樟=クスノキから作られており、化学物質を使っていないので安全です。複数の会社で販売しています。さらにライオン社のバルサンのような燻煙殺虫剤も効果的です。

バルサンを使用するときには煙を浸透させるためにタンスやクローゼットを大きく開けておきます。もともとはゴキブリ駆除が目的の製品ですが期待できます。

2.布団乾燥機を使用する

ヒメマルカツオブシムシは熱に弱いので布団乾燥機による駆除も有効です。2時間ほど乾燥させると効果的です。防虫剤などと併せて使用するとよいでしょう。特に季節の変わり目で寝具を片付ける前には必ず洗濯をして汚れを残さないようにしておくことが望ましいです。

3.圧縮袋で侵入を防ぐ

衣類全てを入れることは難しいですが水洗いが出来ず、アイロンも充てにくい、高級衣類など“どうしても”というものは圧縮袋で隔離して虫の侵入を防ぐ方法もあります。汚れを落としてから収納してください。

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