仕事でミスをするなど、人間の感情というのは様々で上手く気持ちの切り替えができないことがあります。気持ちの切り替えができないと思い詰めてしまい、ストレスになることもあります。人生には成功することもあれば失敗することもあります。
良いことばかりが続く人などいません。その中で重要になってくるのが気持ちの切り替えです。怒られたことをいつまでも根に持ってしまったり、失敗をひきずってしまったり、うまく切り替えられない人も多いのではないでしょうか。
失敗したときの気持ちを引きずる人に多い特徴
何が起きたのか、客観的事実よりも感情や思考が先行しやすい上に、自分自身の思考と感情の整理もつかなくなってしまうことが多いです。思考と感情の渦にのまれてしまうと、冷静な判断がしにくくなり、いつまでも同じことを考えてしまいます。
なぜ気持ちを引きずってしまうの?
頭では早く切り替えなければと思っていても、いざ切り替えようとするとなぜか切り替えられない、それにはいくつかの理由があります。
1.後悔がある
あのときこうしていればと後悔が残っているときは、気持ちの切り替えは難しくなります。自分を責め続けてしまうことになりますので、辛い気持ちが続くことになります。
2.納得いかない
あれは絶対にあっちが悪いのになんであんなことになったのだろうなど、頭で理解できないことがあると、そのことがずっと頭に残り、考え続けてしまいます。
3.切り替えようとしても行動できない
ネガティブな感情や失敗について考え続けているだけでは、気持ちの切り替えはできません。切り替えるという気持ちを実際の行動につなげることが大切です。しかし、考え続けても何も変わらないことがあります。
考えても何も生み出さないと思ったときには、必要以上に考え込まずに他のことに取り組みましょう。
気持ちを切り替える方法とは?
気持ちが落ち込んでいるとネガティブな気持ちが連鎖するため、いち早く気分転換をするようにしましょう。落ち込んでいる時間は貴重な人生の時間を台無しにしています。
1.場所を変えてみる
今いる場所を離れることで落ち込んでいる気持ちが自然に切り替わりやすくなります。オススメは、散歩をして体を動かすことです。体を動かすことで雑念などに振り回されずにシンプルな思考と本当に大切な事が見えるようになります。
2.お風呂に入る
体を温めることで血流がよくなり、リラックス効果があります。リラックスしながらも体温の上昇により心拍数が適度に上がっているため、脳が活発になり今まで気づかなかったことを発見したり、良いアイディアが浮かんだりするかもしれません。
3.頭をからっぽにしよう
気持ちの切り替え方が上手くできない時は、頭の中に嫌な考えやイメージが残っています。上手に気分を変える方法の最初の一歩は考えないことです。
(1)深呼吸をする
何も考えずに目を閉じて深呼吸だけに意識を集中します。息を吸う、吐くという動作に集中すると思考が止まります。そして目を開けると、頭がすごく冴えている感覚になるはずです。これだけでも十分な効果があります。
(2)音楽を聴く
真剣に音楽を聴きます。歌詞を聞き取ったり、音一つ一つを拾うことに集中します。完全に音に浸ってしまえば、それまで頭にあった嫌な考えやイメージはかなり薄れてきます。
4.睡眠をとる
睡眠はメンタルを整える上で必須ですが、間違った睡眠のとり方をしてしまうと、翌日も嫌な気持ちを引きずります。人間の脳は「寝る直前」に考えていたことや、感情を強く定着させます。
したがって、寝る前にはポジティブなイメージを数多く脳にインプットして睡眠をとるとよいでしょう。そうすることでネガティブなイメージがポジティブなイメージに上書きされます。
嫌なことがある度にネガティブなイメージを途切れさせることができる睡眠はすごく効果的です。
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