寝過ぎの原因は何か?|寝過ぎのデメリットとだるさの解消法とは?

生活全般

長時間寝ると、たくさん寝たことによる満足感を得られますが、体には負担が掛かっています。

思ったよりも体に深刻な影響が出るので、心当たりのある方は今すぐに直しましょう。

毎週、土日に寝すぎて、月曜日の朝はだるいという人は必見です。

これを読めば、月曜日の憂鬱も和らぎます。

健康的な生活を維持するためにも、適切な睡眠時間を取るように心掛けましょう。

寝すぎを防ぐためには、寝る前からの準備も大切です。

寝過ぎてしまう原因

1.食生活や生活習慣の乱れ

朝起きて昼に行動をして夜眠るというのが人間の基本的なリズムですが、生活習慣や食生活が乱れてしまうと寝付きが悪くなるだけではなく、寝ているつもりで眠れていなかったために、疲労が溜まりすぎるとリラックスして身体を休ませられる状況になったときに身体が長時間の休憩を取ろうとします。

このため、睡眠時間が長くなりすぎてしまうことがあります。

規則正しく生活をし、寝る前の食事は控えて眠りに入りやすい状態を作るように心かげてください。

2.自律神経失調症の疑いもある

自律神経というのはその名が示すとおりに、本人の意思と関係がないところで身体の状態をコントロールするために働いている神経になります。

その自律神経には交感神経と副交感神経の2種類があり、それぞれ身体を活性化させるためと休ませるために調整していますが、自律神経失調症はこのバランスが乱れてしまうことです。

症状として不眠や動悸、息切れ、イライラしたり落ち込みやすくなることなどが見られますが、朝起きられなくなったり半日以上眠りっぱなしになってしまうなど過剰な睡眠も挙げられますので、心配であれば一度病院で診察を受けてみてください。

3.病気のサインの可能性

病気の自覚症状の一つとして過眠が表れることがあります。

身体のどこかに痛みがあったり、違和感を覚える場合には気がつきやすい病ですが、ただ単に寝すぎてしまうというときには「疲れているのだろう」と軽く流してしまいがちです。

何かしら思い当たる場合には早めの対策を行うようにしてください。

4.加齢による睡眠の質の変化

一般的に加齢に伴って眠気を感じにくくなってきて、睡眠時間が短くなる傾向にあるとされています。

しかし、体力の衰えから疲労は感じやすくなりますので、短い眠りでは疲れが取りきれずに休日になるとつい寝すぎてしまうということも多くなります。

他にも、普段夜間に目が覚めやすくなってしまったり、睡眠自体の質が低下して浅くなってしまうことでどんなに寝ても眠気が取れないという症状も表れます。

寝だめするとパフォーマンスが落ちる

平日と休日の睡眠時間の差が大きければ大きいほど、不眠を訴える割合が多く、うつにも繋がりやすいそうです。

寝だめによって、かなり活動に支障が出ます。

平日分の寝不足を解消するなら、1~2時間が限度です。

それ以外の場合、昼寝で少しずつ返していくのが効果的だそうです。

休日に寝だめをしてだるくなってしまう人は覚えておくとよいでしょう。

二度寝は疲労回復に効果がない

寝だめと並んで、悪い睡眠習慣としてあげられるのが二度寝。休日はやってしまいがちですが、絶対にやめましょう。

二度寝は、睡眠が浅くなるので、疲労回復には全く効果がありません。

弊害が多いので避けましょう。

睡眠中はレム睡眠(浅い眠り)とノンレム睡眠(深い眠り)を3~5回交互に繰り返しています。

こういった周期を壊して二度寝によって浅い眠りを増やしてしまうと、弊害が出てきます。

1.自律神経に悪影響が出る

レム睡眠の時は、体は休んでいますが、脳は休んでいないため、血圧の変化が激しくなったり、心拍や呼吸が不規則になったり、自律神経が不安定になったりします。

そのため、体が緊張しやすく、持病が発症しやすくなるのだそうです。

2.体内時計が崩れる

浅い眠りを続けると、体内時計が乱れます。

体内時計が乱れると、細胞の回復を妨げてしまいます。

3.肥満にもつながる

体内時計が乱れるとダイエットの効果も下がります。

これは、「筋肉量がへってしまうこと」「中性脂肪を分解して、筋肉量を増やす成長ホルモンの分泌が乱れること」が原因だそうです。

また、週末に遅寝遅起きをしている人は平日の起床・就寝時間が同じ人と比べると、太っている確率が高いというデータも出ているので、睡眠には注意が必要です。

寝過ぎのだるさをスッキリ解消する対処法

寝過ぎた後に感じる具合の悪さは時間がたてば自然と解消されていきますが、寝過ぎによるだるさや頭痛はできるだけ早く解消したいものです。

そんな時におすすめの、寝過ぎのだるさなどの体調不良をスッキリさせてくれる対処法を紹介します。

1.太陽を浴びて交感神経を刺激する

人間の体は朝起きて夜眠るようにできており、太陽の光を浴びるとやる気や集中力を司る交感神経のスイッチが入り、日が沈んで暗くなるとリラックスや眠気を司る副交感神経のスイッチに切り変わるようになっています。

特に、意識しなくても自然と副交感神経・交換神経のスイッチがオンオフできるのは、太陽と深い関係があるからなのです。

太陽の光を浴びて交感神経のスイッチを入れて覚醒モードにします。

2.温かい飲み物で体を温める

私たちが眠っている間は、あらゆる機能が省エネモードになるため体温も起きている時より少し下がっています。

朝目覚めた時に寒気を感じたり、手足の先が冷たくなっているのはそのためです。

温かい飲み物で体を内側から温めてあげると血流が良くなる他、内臓の働きが活発化されて、スッキリ目覚められます。

3.カフェインの覚醒効果を利用する

コーヒーや緑茶に含まれるカフェインには、中枢神経に作用して脳をシャッキリ覚醒させてくれる効果があります。

さらに、カフェインは肝臓や腎臓の働きを活発化させるデトックス効果もあるため、二日酔いで具合が悪い時にもおすすめです。

ただし、カフェインは胃液の分泌を促す働きもあり、胃が空っぽの状態でカフェインの入った飲み物を飲むと胃が痛くなったり気持ち悪くなる可能性があります。

胃壁を守る膜を作る牛乳をプラスしてカフェオレや抹茶オレにして飲む他、軽く何か食べてからカフェイン飲料を飲むようにすると良いでしょう。

また、カフェインは高熱で抽出されるので、緑茶の場合は低温で薄めに抽出すればカフェインの摂り過ぎを防げます。

4.軽く体を動かして脳の覚醒を促す

寝過ぎた時のだるさは、じっとしているより体を動かした方が早く解消できます。

体を動かして体温が上がったり筋肉が収縮すると、脳が「あ、今はもう起きているんだな」と理解して交感神経のスイッチが入りやすくなるからです。

ただし、筋トレやランニングのようなハードな運動をすると、めまいや立ちくらみの原因になるので、ウォーキングやストレッチなどの運動がおすすめです。

近所のカフェまでお散歩したり、コンビニまで買い物に行く程度の運動でも十分です。

少し体を動かしていると、だんだん頭がスッキリしてだるさが抜けていきます。

5.マッサージをして血液とリンパの流れをスムーズに

リンパは丸一日かけて全身を一周すると言われるほどゆっくりと流れているため、横になった状態が続くと体の一部分だけにリンパ液がとどまってむくみができてしまいます。

寝過ぎて手足がだるく感じる時は、だるい部分をマッサージして滞ってしまった血液やリンパを押し流してあげるとだるさが改善します。

マッサージといっても難しく考えなくて大丈夫!上から下へ向かって軽く揉んだりさすったりしてあげるだけでも十分な効果があります。

6.お風呂に入って気分をリフレッシュ

今すぐキリッと目を覚ましたいという時におすすめなのが、お風呂に入ることです。

温かいお湯に浸かったりシャワーを浴びたりすると、体が温まって血行が良くなり内臓が働き出してだるさが改善されていきます。

ただし、気を付けたいのがお湯の温度。

寝起きは通常より体温が下がっているため、目を覚ますために普段より熱いお湯に浸かったり浴びたりするのは危険です。

急激な温度の変化に体が付いていかず、心臓や血管に大きな負担がかかりますので注意しましょう。

休日はしっかり早起きしよう

寝すぎる事は時間を無駄にしているだけでなく、健康にも悪い影響を与えます。

寝すぎる事で、認知症のリスクが高くなり老化現象が早まります。

また、寝すぎると体の基礎代謝が低下し、太りやすくなります。

寝すぎると良い事はありません。

つい、寝過ぎてしまう人はその原因を見つけて早めに改善するようにしましょう。

休日は寝過ぎてしまうことが非常に多くなるので、休日も平日同じように決まった時間にアラームを鳴らすなどしてしっかり起きて、適切な睡眠時間を心がけ、活動的に過ごしましょう。

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