人事異動の季節になると送別会、歓迎会、壮行会などの名称で宴会が行われます。
異動や転職・退職などをする職場の上司や部下、同僚たちを新天地へ送り出す機会も多いかと思います。
それぞれにどのような違いがあるか分かりますか。
なんとなく似ているものの、意味は全く異なります。
幹事を任されたときのためにも、両者の違いと正しい内容を知っておくとよいでしょう。
壮行会とは?
壮行会(そうこうかい)は「遠くへ行く人の前途を祝い、激励するための会」という意味です。
異動や長期出張などでしばらくの間、現場を離れる人を激励するための会と言い換えればなんとなくニュアンスが伝わるかと思います。
壮行会は励ます会であるため、激励会と同じ意味合いで使われています。
オリンピックなどのスポーツ大会などに参戦する選手団に対し、国、自治体、所属会社が激励会や壮行会を催している様子がニュースなどで紹介されることがよくあります。
送別会や歓迎会との違いとは?
1.壮行会と送別会との違い
送別という言葉には別れるという意味があります。
送別会は別れ行く人を送るために惜別の意味を込めて開かれます。
また、何らかの事情で居なくなる人を送るための会のことを歓送会ともいい、送別会も同じ意味です。
一般的には送別会と歓送会は職場を離れる人を送る意味で使うため、まとめて送別会としていることが多くあります。
ただ、送別会は一度離れてしまったら、二度と戻ってくることはないことを指しているため、会社に所属する人を異動になったからといって送別すると、ここに戻ってこないと捉えられてしまうこともあります。
この意味からすると定年退職や寿退社、職場からいなくなる人を送るときに送別会とするのがよいでしょう。
栄転や転勤の場合は職場が違いますが同じ会社にいます。
この場合はお別れではないので送別会ではなく、歓送会がよいでしょう。
歓送会は送ることを祝い、送別会は悲しんでるニュアンスがあるので両者は分ける必要があるのではないかと思います。
2.壮行会と歓迎会との違い
歓迎会は言葉通り、新入社員や転勤してきた社員など、新しく職場に加わる人を迎え入れることに対して用いるため、壮行会とは意味が正反対です。
しかし、歓迎会は全くの新卒や転職してきた社員はもちろん、会社内での異動であっても職場に歓迎される点では同じ意味で使われます。
開催する目的と意味を正しく理解する重要性
大前提として、壮行会、送別会、歓送会などは、それぞれの意味が異なるという点をおさえておくべきです。
しばしば同じ意味で使用される言葉だからこそ、きちんとその違いを理解した方がよいでしょう。
1.目的と意味を知って、適切な開催を目指そう
職場を離れる人に対して失礼のないように適切な開催を目指すべきでしょう。
壮行会、送別会、歓送会は微妙にニュアンスが異なります。
職場を離れる人がどのように感じるのか注意する必要があります。
2.違いを知らないと迷惑をかけることもある
あまりないと思われるかもしれませんが、壮行会、送別会、歓送会を勘違いして開催した場合、出席者に迷惑をかけることもあります。
出席者は「会」の意味を考えて参加するので、臨み方が変わりまする。
特に、上司や先輩など、目上の人に対しては失礼な行為は避けたいものです。
そのためにも、違いをよく理解しておく必要があります。
壮行会は「激励」・送別会は「別れ」・歓送会は「栄転」の意味を持ったもの
歓迎会と異なるのはもちろんですが、壮行会、送別会、歓送会は一見似たような意味に捉えられがちです。
言葉の意味の違いを正しく理解すれば両者が微妙に違った性質があることが分ります。
壮行会は相手を祝い励まし、送別会は再会のない別れ、歓送会は祝って送り出す意味合いがあります。
もし誰かを送り出すことになったら、どのような形で開くべきなのか違いをよく考え、相応しい会合で送り出してあげるとよいでしょう。
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