仕事と技術

窓際族はおいしいポジションなのか?|最終的に行き着くところは?

投稿日:2017年11月22日 更新日:

出世コースから外れて閑職についた中高年サラリーマンはよく「窓際族」といわれています。

窓際族のイメージは年齢を重ねたベテランの社員で会社の隅の方へ追いやられている人だと思います。

まともに業務も持たず、与えられず、ただ何となく一日を会社の隅で過ごして、時間が来れば退社するイメージを持っている人が多いと思います。

もともとはネガティブな意味合いで使われていたが、「働いたら負け」の若者たちにとってはあまりにも理想的なポジションに見えるらしいのです。

しかし、将来的に訪れる悲劇的な運命をたどる窓際族は決して良いものではありません。

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日本生まれの「窓際族」

海外では窓際族はほとんど存在しません。

日本において窓際族が生まれたのは、年功序列・終身雇用という日本の独特の雇用システムにより窓際族が誕生しました。

仕事の適性や会社への順応具合など、勤務年数に応じて期待される最低ラインにそのパフォーマンスが届かない場合、仕事を任せられない人と評価されてしまいます。

そのように回りから評価されると次第に仕事が回ってこなくなり、仕事がない状態となります。

しかし、日本企業の特徴である年功序列により、給料は上がり、また、終身雇用が前提となっているため、会社側はよほどの事情がなければ解雇することもできません。

強引に解雇するとトラブルが生じる可能性もあります。

そのため、会社に所属させたまま、周囲に悪影響を与えないようにするような配置が考案されます。

社内待機をすることが仕事となったものが窓際族の走りです。

海外企業であれば、パフォーマンスの低い人はすぐにリストラして終わりですが、簡単に辞めさせることのできない当時のジレンマが生み出したものが窓際族であるといえます。

「窓際族」の特徴

1.年数に応じたスキルが大きく不足している人

仕事は勤務年数を重ねる中で要領を得て、スキルを高めて多くの仕事、質の高い仕事ができるようになるものですが、期待されるスキルのレベルから大きく外れて低い人は窓際族になる可能性があります。

窓際族といわれる人たちは会社にとって、重要度の低い社員といえます。

窓際族になるにはさまざまな過程がありますが、その代表的な1つが人事異動です。

ある程度の規模の会社になると窓際族が誕生し、居続けているケースが多くなります。

経験値不足が窓際族の特徴となるのは人事異動によるものが大きいというのは、左遷人事や退職勧告ともいえる人事を時として会社は行うことが要因となります。

つまり、全く経験のない部署や本人が苦手とするような部署に異動させるということです。

窓際族は「仕事を分かっていない」「ここでの仕事の経験がない」などといった印象を周囲から持たれることになります。

2.会社に残ることに執着する人

どれだけ怒られたり、注意をされても、どんな人事異動を言い渡されても普段通りに仕事を続けていける人がいます。

閑職に追いやられたとしても、それでも毎日会社に来ることによって給料がもらえるのだから良しと考えるタイプの人です。

会社に残るための正当性を主張するために、出勤時間にきちんと出社し、定時まではしっかり会社に残る傾向があります。

転職という行動や新しい場所というリスクを嫌っている、またはその過程が面倒で動いていないだけの場合が非常に多くあります。

社内に残ることで給与や社会的な立場を残そうと執着した考えを持っている人が多い傾向にあります。

雇用関係維持のみが目的化の無能・無気力であるため、窓際族として残る道を選択するしかない場合が多くなります。

3.労働意欲のない人

何かの仕事に取り組み始めてすぐ投げ出す人、仕事を始める前から無理に決まってるなどの態度をとるような労働意欲に乏しく仕事をしたがらない人、仕事を与えられてもできない理由を並べてなかなか終わらせようとしない人、誰かにすぐに頼る人は周囲からの信用を失い、仕事も回ってこなくなります。

また、能力があるにも関わらず、期待水準よりも低い仕事を続けて行う人も仕事を安心して任せられず、閑職となることがあります。

4.トラブルを起こした人

社内での問題行動や不祥事などのトラブルを起こしたことがあり、会社を解雇にはならなかったものの勤務態度やコミュニケーションに改善が見られない場合には、周囲からの信用を失って窓際族に追いやられていく可能性があります。

たとえ能力があったとしても、一緒に仕事をすることを周囲も嫌がり、扱いにくいためです。

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窓際族扱いの兆候

窓際族になる場合、いくつかの兆候があります。

解雇の可能性も含めて危ないと思っておくほうが良いでしょう。

1.仕事が急に減ることや仕事の内容が変わる

代表的な兆候としては仕事が急に減るようになります。

また、仕事を求めても、単純な仕事を任されるようになることもあります。

周囲は忙しく働いているのに、自分ひとりだけが浮いたような状態になっていたら窓際族になる可能性が高いです。

2.追い出し部屋へ配置される

「追い出し部屋」というのは、「窓際族対策」の部署のことで、仕事もほとんどなく、他の社員との接触もほとんどない隔絶した環境のことをいいます。

もちろん「追い出し部屋」というそのままの名称ではなく、「キャリア開発室」、「能力開発センター」、「~部」など企業によって別の名称で表現されますが、本質的に中身は同じです。

大幅な減給などが行われたり、部屋の環境も劣悪な場合もあり、会社に残る気力を失わせることを目的にした環境が与えられたら注意です。

もちろん最終目的は会社にとって不要な社員を自主退職に追い込むために設置された部署であることに変わりありません。

3.左遷扱いの転勤・出向

通常、転勤や出向というのは人員不足していて強化が必要なところに人員を配置しますが、明らかにそうではない環境への転勤や出向の辞令が出た場合には窓際族扱いの可能性が高いです。

行った先にも仕事があるとは限らず、給与などの待遇面でも悪くなる場合もあります。

特に未経験の仕事などが任された場合には覚悟が必要です。

4.達成不可能なノルマを課せられる

新規の部署が立ちあげられ、その部署に配属され、そこで到底無理だと考えられるノルマを課せられた場合も要注意です。

目標未達を理由に解雇される可能性があります。

5.退職を勧められる

人事から早期退職制度の案内を受けたり、上司などからキャリア形成などのもっともらしい理由をもって転職を勧められるような場合も、窓際に追いやられていると考えた方が良いでしょう。

窓際族は減少傾向でいつまでもその立場は維持できない

窓際族の働かなくても会社に残れるというその不思議な立場に憧れる人もいますが、窓際族は不労所得を恒久的に得られる安定した立場ではありません。

最終的に解雇される可能性もあります。

このような窓際族に対してトラブルなく対処する研究なども進められており、終身雇用や年功序列のシステムも崩壊している現在では窓際族は減少傾向にあります。

きたるべき時に備え、自由な時間に転職準備として知識やスキルをしっかりと身に着けておくことが大切です。

窓際族はローパフォマーと評価された人です。

その烙印を押されてしまうと心身ともに辛い立場に立たされます。

兆候があれば自分の働き方を振り返り、評価が変わるように努力して、窓際族になることを回避することが大切になります。

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