介護福祉士は、1987年に制定された「社会福祉及び介護福祉士法」によって定められた国家資格です。
お年寄りや身体の不自由な方の介護をする専門職で専門知識と技術を生かして、食事や入浴、車いすでの移動補助などの身体介護や、利用者への相談・助言を行います。
また、現場の介護スタッフに対する教育・指導などの役割を担います。
高度な専門知識と技術を有しているという前提のため、現場でもリーダーとしての役割を求められますが、その分、雇用する事業所側の期待も高く、就職・転職時に有効に働く資格であるといえます。
資格取得のメリット
1.給与、待遇面が良くなる
介護福祉士が職員に多くいると加算が受けられるということもあり、給与面で有利になります。
介護福祉士の資格を取得された方の中には、実際に1ヶ月の給与がアップしたという人が数多くいます。
また、介護福祉士資格を持っていると正社員としての就職にも有利になります。
2.職業選択の幅が広がる
サービス提供責任者・生活相談員・チームリーダーなど事業所で配置が必要な役職があり、介護福祉士の資格保有者がいなければならないものもあります。
介護福祉士はあらゆる介護の現場において求められている資格と言えるため、就職・転職の際に有利となります。
資格評価
【総合評価 33/50】
ニーズ | 9 |
コスト | 5 |
時間 | 3 |
リターン | 7 |
将来性 | 9 |
資格試験に関する概要
1.資格試験内容
(1)筆記試験(11科目群)
①人間の尊厳と自立・介護の基本
②人間関係とコミュニケーション・コミュニケーション技術
③社会の理解
④生活支援技術
⑤介護過程
⑥発達と老化の理解
⑦認知症の理解
⑧障害の理解
⑨こころとからだのしくみ
⑩医療的ケア
⑪総合問題
(2)実技試験
介護等に関する専門的技能
2.試験概要
受験資格 | 制限あり(※) |
資格の種別 | 国家資格 |
難易度 | 普通 |
※受験資格(資格取得ルート図)はこちらを参照
3.試験データ
受験者数(2019年度) | 84,032人 |
合格率(2019年度) | 69.9% |
受験料 | 15,300円 |
試験日 | 1月(筆記)、3月(実技) |
公式ホームページ ☞ こちら
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