労働安全コンサルタントは、厚生労働大臣の指定登録機関での登録を受け、事業場における労働安全又は労働衛生の水準の向上を図ります。
事業者の求めに応じ、報酬を得て安全衛生診断や指導を行う独立コンサルタントとしての開業も可能な資格です。
実務としては,建設現場や工場などで設備や建物について安全診断を実施し,改善計画の作成や安全指導を行ったり,工場の新築,改築の際の設計基準,運転基準の指導やシステム分析,安全教育訓練など多岐にわたります。
また,危険な作業場などの足場の状態や,爆発,感電などの危険を事前に発見し,その改善と予防に努める,「事故防止のスペシャリスト」のような存在は事業者にとっても必要不可欠となっています
資格取得のメリット
労働安全コンサルタントは、求められれば、あらゆる職場の安全管理指導・安全診断を行うことができ、独立しやすい点がメリットといえます。
また、労働現場で働く人員自身は、労働環境の安全について専門的な知識を得る機会がないため、資格取得によって、専門的な労働安全についての知識を得ることができることもメリットとして挙げられます。
この資格の取得を通して得た労働安全に関する知識を活用して、自ら働く労働環境の改善に働きかけることができます。
資格評価
【総合評価 29/50】
ニーズ | 7 |
コスト | 5 |
時間 | 3 |
リターン | 6 |
将来性 | 8 |
資格試験に関する概要
1.資格試験内容
(1)筆記試験
【共通科目】
産業安全一般、産業安全関係法令
【選択科目】
機械安全、電気安全、化学安全、土木安全、建築安全から1科目を選択
(2)口述試験
産業安全関係法令を除き、筆記試験と同じ範囲
2.試験概要
受験資格 | 制限あり(※) |
資格の種別 | 国家資格 |
難易度 | やや難しい |
(※)受験資格の詳細はこちらを参照
3.試験データ
受験者数(2019年度) | 1,298人(筆記) |
合格率(2019年度) | 24.5%(最終) |
受験料 | 24,700円 |
試験日 | 10月(筆記)、1月(口述) |
公式ホームページ ☞ こちら
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