情報システム又は組込みシステムのシステム開発プロジェクトの責任者となり、予算・工程・品質などを管理し、プロジェクトを円滑に運営します。
進捗状況を把握し、問題や将来見込まれる課題を早期に把握・認識し、適切な対策・対応を実施することによって、プロジェクトの目標を達成させます。
プロジェクトの責任者または、プロジェクトメンバを成長させるマネージャを目指す資格です。
対象者像は高度IT人材として確立した専門分野をもち、システム開発プロジェクトの責任者として、プロジェクト全体計画(プロジェクト計画及びプロジェクトマネジメント計画)を作成し、必要となる要員や資源を確保し、計画した予算、納期、品質の達成について責任をもってプロジェクトを管理・運営する人を想定しています。
資格取得のメリット
1.転職に有利になりやすい
知識のレベルについて、少なくとも一定以上の水準に達していることを、資格取得によって客観的に示してくれます。
履歴書に「プロジェクトマネージャ試験合格」と記載されていれば、言葉を尽くして職務経歴書を記載するよりも説得力があるケースは少なくないため、転職時に有利になりやすくなります。
2.IT業界でのキャリア形成において仕事の幅を広げやすくなる
仕事の流れが見通せるようになるため、実際のプロジェクトマネジメントに生かせます。
年収アップを実現する上で、チャンスを広げるためのきっかけの1つになる場合があります。
また、資格取得者の存在は、官公庁系システムの開発案件では入札条件となっている場合があります。
3.他の資格試験で一部免除が受けられます
中小企業診断士試験、弁理士試験、技術士試験、ITコーディネータ(ITC)試験などの試験で一部科目が免除になります。
資格評価
【総合評価 37/50】
ニーズ | 9 |
コスト | 5 |
時間 | 5 |
リターン | 9 |
将来性 | 9 |
資格試験に関する概要
1.資格試験内容
(1)午前Ⅰ試験(四肢択一)
テクノロジ系・マネジメント系・ストラテジ系の全分野となります。
(2)午前Ⅱ試験(四肢択一)
「セキュリティ」「システム開発技術」「ソフトウェア開発管理技術」「プロジェクトマネジメント」「サービスマネジメント」「システム企画」「法務」の7分野から出題されます。
範囲が午前Ⅰと重なりますが、問われる内容が高度になるため難易度が高くなります。
(3)午後Ⅰ試験(記述式)、午後Ⅱ試験(論述式)
期待する技術水準に達しているかどうかを、技能を問うことによって評価します。
- プロジェクトの立ち上げ・計画に関すること
- プロジェクトの実行・管理に関すること
- プロジェクトの終結に関すること
2.試験概要
受験資格 | 誰でも受けられる |
資格の種別 | 国家資格 |
難易度 | 難しい |
3.試験データ
受験者数(2019年度) | 17,588人 |
合格率(2019年度) | 14.1% |
受験料 | 5,700円 |
試験日 | 4月 |
公式ホームページ ☞ こちら