人はどうしても周りの目や、他人の評価を気にしてしまうものです。
些細な事でも気にしてしまうタイプの人は、一度気に始めるとネガティブ思考が止まらなくなってしまいます。
そして周りの目を気にし過ぎるあまり、自分で勝手に行動を控えめにしたり、制限したりします。
それに疲れてしまうこともあるでしょう。周りの目をあまり気にしない人を見かけると、こんなことやっても平気な人もいるんだなという驚きとともに、元気が出たりすることはありませんか?
ここで周囲の目を気にするあまり、自分で勝手に行動のブレーキをかけていたことに気づくものです。
周囲の目が気になる原因と対策
1.なぜ周囲の目が気になるのか
周囲の目が気になる主な原因はやはり、自分のやっていることや自分自身に自信がないからではないでしょうか。
自分が何かをしているときに周りの人にどのように思われているのかと気になる人は、あの人に比べて自分は劣っている、などネガティブに考えがちな傾向があります。
2.なぜ自信を持てないのか
自信が持てない要因として自分自身に評価基準が無いからということが考えられます。
自分自身に評価基準がないために、他人を自分の基準にしてしまっていることもあるかもしれません。
周りと比べて自分はどうなのかと考えてしまうケースと、自分の中での基準を持っているケースとでは、ベースとなる基準が大きく変わってくるのです。
誰しも、尊敬する人や憧れる人がいたら、その人を自分の基準の対象にしがちです。
理想を高く持つのはとてもよいことですが、上ばかり見ていたのでは、いつまでたっても自分は劣っていると感じてしまい、自信が持てなくなります。
3.自分自身のブレない基準を作ろう
周りの目を気にしないマインドを身につけるには、周りを基準にするのではなく、自分自身で「前回の仕事に比べて出来は、どうだったか?」「昨日と比べて、今日はイケてる?」など、他人ではなく、過去の自分と比較するとよいでしょう。
もちろん、失敗も成功も数多く経験するものですが、小さくても成功体験を積み重ねていくことで自然と自信がついてきます。
失敗したとしても、次にクリアすれば、それも成功体験として経験値がプラスされていきます。
失敗を恐れて何もしなければ、成功体験を得ることはありません。
成功体験を得ることが自信を持つことにつながるのです。
周りの目を気にしなくなる方法
人の目を気にしないためには以下のポイントがあります。
- 全員に好かれることはまずありえない
- 周囲の人は自分に関心がない
- 無視する
- 自分を意識する
- 周囲の評価は無責任である
この他にもいくつかコツがあります。
1.全員に好かれようとしない
みんなに好かれる人なんていませんと割り切りましょう。
大抵は「2割:好き、6割:普通、2割:嫌い」という比率になるようです。
なので、2割の人に嫌われるのは仕方のないことと割り切りましょう。
そうすれば、心も楽になります。
言ってしまえば8割の人は気にしなくてもよいのです。
自分を本当に好いてくれる2割の人を大事にすると考えばよいのです。
2.周囲の人は自分に関心がないと知る
周囲の人は、自分に関心がなく、見てもいないということに気づけば、人の目を気にすることもなくなります。
逆の立場で考えてみてください。
すれ違った人、電車で隣り合った人、レジの前に並んでいた人、飲み屋の隣の席にいた人など覚えていますか?
おそらく、覚えていないと思います。
周囲の人の関心度はその程度のものなのです。
過剰な自意識は捨ててもっと楽に生活しましょう。
3.無視する
相手の言葉に向き合おうとすると、気にしてしまうものです。
あえて無視しましょう。
反論せず、嫌なことには向き合わないのが一番です。
有名人は共通して、無視する力・スルー力が大事と語っています。
余計なことにエネルギーを使わないように無視することを身につけましょう。
4.自分を意識する
日常生活を送っていると、自分への意識が手薄になりがちですが、身体の様子や心の様子は日々変わっていくものです。
自分を常に意識して、どんなときにテンションが上がるか、どんなときに不安になっているかを観察すると、周囲へ目を向ける余裕はなくなり、きちんと自分自身に軸を持つことができ、強くなります。
強くなれば、他人にどんなふうに思われているかを考えることが、無駄なことに思えてきます。
自分の身体を意識することは簡単なようで、周囲を気にする余裕が無くなるぐらい、実は難しいことなのです。
誰かといるとその人の考えに流されたりして自分を見失ってしまいますので、自分を意識することはとても重要なことなのです。
5.周囲の評価は無責任である
仕事の結果や成果を人に評価してもらうことなどは社会において必要なことです。
しかし、日常生活において「あの人は、〇〇な人だ」とか「□□さんは〇〇ですよね」などといわれることは、気にする必要はありません。
話している人は深い意味で話すことは無い方が多く、いいかげんに話しているだけだったりすることもあります。
また、そのようなことを話す人こそ自分に自信が無いので、周りの人の評判を落としたり、笑い者にすることで自分の立ち位置を良くしているのです。
中には、その人の評判を落とそうと反撃を企てる人もいるかもしれませんが、オススメできない行為です。
イギリスの元・首相であったマーガレット・サッチャー氏はこのような言葉を残しています。
「お金持ちを貧乏にしても、貧乏な人はお金持ちになりません」
この言葉の本質は、他人の評価を落としこんだとしても、自分の評価が上がるわけではないということです。
そのようなことをするのであれば、もっと確実に評価をあげられる方法を選択するべきでしょう。
「可哀想な人だな。もっと自分に自信を持っていいのに」と思えたら、全く気にならなくなります。
きっと今までの悩みや問題が一瞬で解決できるキッカケをつかむことができると思います。
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