2020年の十五夜はいつ?|お供え物の意味、中秋の名月との違いは?

生活全般

「十五夜」は日本の秋の風物詩です。

旧暦の8月15日を「十五夜」「中秋の名月」といいます。

旧暦では1月~3月を春、4月~6月を夏、7月~9月を秋、10月~12月を冬としており、「中秋の名月」は”秋の真ん中に出る満月”の意味で、8月は中秋にあたり、8月15日の夜に出る満月ということで、そう呼ばれるようになりました。

新暦では1ヵ月程度のズレが生じるため、9月7日から10月8日の間に訪れる満月の日を十五夜・中秋の名月と呼んでいます。

十五夜の意味は?

十五夜は満月のことを意味するもので、「新月」と呼ばれる月が空にまったく出ないときから、「満月」になるまでに、約15日間かかることから、「十五夜」といわれています。旧暦では、月の満ち欠けにより日付を決めていましたので、十五夜(中秋の名月)とは、旧暦8月15日の満月を意味します。

また、旧暦で秋は、7月~9月となっており、その真中の日が旧暦の8月15日になるため「中秋」と呼ばれます。

新暦では9月7日~10月8日頃にあたります。

1.十五夜は毎年異なる

月の満ち欠けを基準にしていた旧暦と、太陽の動きを基準にしている現在の暦にはズレが生じている関係で十五夜は毎年異なります。

実際は毎年9月中旬~10月上旬の間に旧暦の8月15日がやってきます。

十五夜は以下のとおりになります。

2018年 → 9月24日

2019年 → 9月13日

2020年 → 10月1日

2021年 → 9月21日

2022年 → 9月10日

2.十五夜の由来は?

平安時代には十五夜に詩歌や管弦を楽しむという催しが貴族の間で行われていましたが、江戸時代には秋の収穫を感謝する意味で庶民の間で月見団子を供える風習が広がりました。また、地域によっては収穫された芋をお供えするところもあり、十五夜のことを「芋名月」と呼んでいるところもあります。

中秋の名月は必ずしも満月であるとは限らない

名月というくらいなので満月ではないか思われますが、必ずしも満月とは限りません。

名月というのは、秋の空は四季の中でも特に澄んでいて、綺麗な月が見えることから名月と言われるようになったのがその理由です。

また、満月と勘違いされやすいのは、十五夜の月が満月であることから中秋の名月も満月であると思われているからでしょう。

これは月の周期とも関係していて、新月から次の新月までは29.5日となっています。

しかし、月はこの周期の半分の14.75日で必ず満月になるわけではありません。

これは、月の公転軌道が完全な円形ではなく、少しつぶれた楕円形をしているためです。

月が地球に近い位置にあるときには公転のスピードが速く、反対に、月が地球から遠い位置にあるときには公転のスピードが遅くなります。

このため、新月から満月までにかかる日数は13.9日から15.6日と大きく変化します。

このために1~2日程度ですが誤差が生じます。

実際に中秋の名月の日と満月の日を比較すると1~2日のズレがあります。

中秋の名月 満月
2018年 9月24日 9月25日11時52分
2019年 9月13日 9月14日13時33分
2020年 10月01日 10月02日06時05分

十五夜のお供え物の意味

秋の十五夜は一年のうちでも特に月が美しく見える時期です。

そして秋は農作物を収穫する時期でもあります。

米をはじめとした農作物が豊作になるようにという願いと、無事に収穫が出来たものに対して感謝の気持ちを昔の人は月に捧げていたようです。

月を見て供物を捧げる風習は、実は中国が起源だといわれています。

唐の時代にはすでに月見の習慣があり、それが遣唐使によって日本に伝わり、「月見の宴」となって月を神にみたて捧げ物をするようになったそうです。

日本にこの風習が伝わった最初の頃、これはあくまでも貴族の風雅な趣味という意味合いが強かったのですが、江戸時代に入ると徐々に一般庶民の間にも浸透してきました。

秋の十五夜にお月見をしながら収穫した芋をいただくようになりました。

その後、収穫の季節(秋)に豊作を願い感謝するという意味合いも加わって、お月見をする際、収穫した農作物をお供えするようになっていったといわれています。

1.お供えにお団子を使う理由は?

月見団子は、始めから今のような白いお団子ではなく、はじまりは里芋でした。

今では主流になった月見団子は里芋に見立てたものといわれ、中秋の名月は里芋を供えることから芋名月とも呼ばれてます。

日本人が米を主食とする前は里芋を多く食べていた地域が多く、里芋は秋の中ごろの満月の日に収穫する風習がありました。

十五夜のお月見団子は、地域によって異なりますが数が決っています。

月見団子はいくつ供えるのかというと2つの説があります。

1つ目の説は満月の数だから12個、その年に出た満月の数を供えるので通常の年は12個、閏年は13個飾ることになります。

2つ目の説は十五夜だから15個です。

積み上げ方は以下のようにします。

(15個の場合)

1段目は3個×3個で9個、2段目は2個×2個で4個、3段目は縦に2個(横に積まない)

(13個の場合)

1段目は3個×3個で9個、2段目は2個×2個で4個

(12個の場合)

1段目は3個×3個で9個、2段目は3個

2.お供えにすすきを使う理由は?

すすきはイネ科ススキ属の植物で、野生に生息する一般的な多年草です。

全国に分布していて、日当たりのよい山野に生息しています。

通常、高さは1~2mですが、温かい沖縄などでは常緑になり、5mにまで達します。

秋には、茎の先端に花穂をつけ、その種子には白い毛が生えて、穂全体が白っぽくなります。

なぜ、お月見の日にすすきをお供えするのかというと、作物や子孫の繁栄を見守ってくださる神様の「依り代(よりしろ)」と考えられているからだそうです。

依り代とは、神霊が寄りつくものという意味があります。

本来は稲穂をお供えに使いたいところですが、稲刈り前にあたるため、稲穂に似たすすきをお供えに使うようになったそうです。

また、切り口が鋭いことから魔よけの力があるとされ、お月見で供えたすすきを軒先に吊るしておくと、一年間病気をしないといういい伝えもあるそうです。

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