社会保険労務士の主な業務は、企業の人事労務管理をサポートすることです。
どんな小さな会社でも、従業員がいる以上、労働条件や服務規律、社会保険への加入など、人事労務に関する諸問題を避けて通ることはできません。
社会保険労務士は、企業内部の専門職として(勤務社会保険労務士)、あるいは企業から委託を受ける手続代行者・コンサルタントとして(開業社会保険労務士)、企業の人事労務管理をサポートしています。
社会保険労務士となるためには、社会保険労務士試験の合格等により社会保険労務士となる資格を有する者が、全国社会保険労務士会連合会に備える社会保険労務士名簿に登録を受けることが必要になります。
資格取得のメリット
1.社内での評価が高くなる
社会保険労務士は、「ヒト」に関わるスペシャリストなので、どの企業でも重宝される人材です。
そのため、企業内での人事・総務・労務といった分野で評価が高く、資格を持っていればその分野での高いポジションを得ることができます。
2.就職・転職が有利になる
転職求人の中で、人事・労務部門の募集をしている企業では、社会保険労務士の資格を取得していることは大きなプラス評価となります、
一般企業だけではなく、社労士事務所や税理士事務所、経営コンサルティング会社でも資格を活かした仕事ができます。
3.独立開業できる
社会保険労務士として独立開業をすることができます。
書類作成や手続きを行ったり、企業のコンサルタントとして活躍することができます。
特に、中小企業を中心に顧問契約を結ぶことが多く、契約企業が増えれば顧問料から安定した収入を得られるのが魅力です。
資格評価
【総合評価 34/50】
ニーズ | 9 |
コスト | 5 |
時間 | 5 |
リターン | 7 |
将来性 | 8 |
資格試験に関する概要
1.資格試験内容
試験科目は以下の通りです。
①労働基準法及び労働安全衛生法
②労働者災害補償保険法(労働保険の保険料の徴収等に関する法律を含む。)
③雇用保険法(労働保険の保険料の徴収等に関する法律を含む。)
④労務管理その他の労働に関する一般常識
⑤社会保険に関する一般常識
⑥健康保険法
⑦厚生年金保険法
⑧国民年金法
2.試験概要
受験資格 | 制限あり(※) |
資格の種別 | 国家資格 |
難易度 | 難しい |
※受験資格は、主に①学歴、②実務経験、③試験合格の3つに分けられます。
詳細についてはこちらを参照してください。
3.試験データ
受験者数(2019年度) | 38,428人 |
合格率(2019年度) | 6.6% |
受験料 | 9,000円 |
試験日 | 8月 |
公式ホームページ ☞ こちら
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