みなさんの近くにもいるのではないでしょうか。
食事中に「クチャクチャ、クチャクチャ」音を立てて食べる人が近くにいませんか。
もしかしたら自分自身がクチャラーになってしまっているかもしれません。
クチャラーだと相手と食事をする機会があると、かなり悪い印象を与えてしまいます。
こういったことは自覚症状がないことが多いので、きちんと意識しておきたいですし、相手がクチャラーだったら何かしらの対処をしたいところです。
この機会に見返してみましょう。
クチャラーとは?
食事をするときやお菓子を食べるときなど、口に食べ物を入れて咀嚼(そしゃく)するときに「クチャクチャ」音を出してしまう人のことの総称です。
「クチャクチャ」物を食べる際の咀嚼音をあらわした擬音語と、playerなど英語で「~する人」を表す英接尾辞「~er(ラー)」を組み合わせた造語です。
当初、そういった食べ方をする人をからかったり、冷やかす呼び名であったが、次第に汚い人、非常識な人といった軽蔑の意味を込めて使われるようになってきました。
なお、高齢や病気で咀嚼音が出てしまう人々に対しては「クチャラー」とは呼びません。
基本的にガムを噛む音をたてるように意識的に音をたてる人、意識して口を閉じれば静かに食べられるのにそれをしない人を指します。
これは年齢層によって限定されることはなく、性別も関係ありません。
男女ともにどの年齢でもクチャラーに当てはまる人はいます。
また、先天的なクチャラーは少なく、クセや環境などでクチャラーになっていくようです。
咀嚼音「クチャクチャ」の原因
咀嚼音が気になるほど大きくなる原因として、次の3つが考えられます。
1.噛み合わせ
前歯が出ている方や下の歯が出ている人は、咀嚼するときに唇がきちんと閉じられずに開いてしまうことが多くなるため、食事中に咀嚼音が漏れやすくなります。
2.口呼吸
鼻が詰まっていて鼻呼吸がしづらい人は、口呼吸が多くなります。
また、口の周りの筋肉の力が弱く、普段から口呼吸になってしまう人も食事中の咀嚼音が漏れやすくなります。
また、幼少期からの長期にわたる指吸癖などが原因で舌の位置が低くなってしまっている人など、舌の動かし方が前後運動になる傾向にあり、咀嚼音が出やすいともいわれています。
3.食べ方の習慣
幼少期からの癖で、口を開けながら食べる習慣が残ってしまっているケースも原因の一つとして考えられます。
奥歯で噛まずに前歯で噛もうとする人や、一度に多くの食べ物を口に入れて食事をする人は、咀嚼音が出ることに対しての慣れがあり、自らその咀嚼音に気づくことがないため、他人から指摘を受けないと改善しようという意識には至りません。
クチャラーの治し方
1.噛み合わせの改善
噛み合わせは、歯の矯正治療によってある程度の改善が期待できます。
歯並びを改善することで唇を閉じやすくなり、噛みやすくなれば正常な咀嚼に導くことも可能になります。
2.口呼吸の改善
(1)鼻呼吸に問題がある場合
鼻呼吸ができない場合は、耳鼻科で原因を探すのが良いでしょう。
アレルギー性鼻炎や副鼻腔(びくう)炎など、鼻の病気にもいろいろな種類があります。
日常生活に特に支障がないからと放置して慢性化しているケースも多くあります。
(2)口の周りの筋肉が弱い場合
「リップトレーニング」という方法があります。
大きめのボタンなどに糸をくくりつけ、ボタンを唇と前歯の間(歯の前)に挟み込み、口を閉じながら糸だけ外に出し、ボタンが唇から飛び出す寸前の加減で糸を手前に引っ張ります。
ボタンを引っ張る力に対し、唇の力だけで抑えるトレーニング方法です。
口の周りの筋肉を鍛える効果が見込めます。
(3)舌の動きに問題がある場合
舌小帯という舌の付け根にあるヒダが短い場合は、レーザーなどでヒダを切除し長く伸ばす方法などもあります。
そうすることで、舌の可動性が上がり、理想的な舌の位置や動きを得ることが期待できます。
このほか舌のトレーニング方法があり、「あいうべ体操」という口呼吸を鼻呼吸に改善していく口の体操があります。
「あー」「いー」「うー」「べー」という発音にあわせて口を大きく動かす方法です。
舌も筋肉で構成されているので筋肉を鍛えることで正常な動きになることが期待できます。
3.食べ方の改善
食べ方を改善するには、まずは意識をすることです。
幼少の頃からの癖が原因でクチャラーになっている場合、今から食べ方を改善することを意識しましょう。
ポイントは食べる姿勢は背筋を伸ばして、美しい姿勢で食事をとることと食べ方は一気に多くの量を食べようとしないこと、ゆっくりと丁寧に噛むことなどです。
こうした周りの目線を意識したマナーを心がければ、咀嚼音を立てる習慣をはじめ、口いっぱいに頰張ったり、食べながら話したりといった習慣もなくなるでしょう。
クチャラーへの注意の仕方
周りにクチャラーがいると直して欲しくなりますがどのように指摘をすれば良いのか悩む人は多いかと思います。
まずは相手にクチャラーだと自覚してもらうことが大切なのですが、なるべく相手を傷つけず伝えます。
真面目に伝える
相手のことを思っているからこそ真面目に伝えます。
「クチャクチャ食べていると嫌な気分になる人が多いから気をつけたほうがいいよ」、「今のうちに直さないと苦労するよ」などがありますが、あくまでも怒る感じではなく冷静に伝えるようにします。
相手との関係にもよるかもしれませんが、友人や家族は真面目に伝えたほうが効果はあります。
イライラした口調で伝えるのではなく、相手のことを思ってるからこそ伝えているという部分を強調して話すことが大切です。
クチャラーの人に注意をすると逆ギレをされることも少なくありません。
逆ギレされたら諦めましょう。本人が直す意識がなければクチャラーは直りません。
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