妬みと嫉みの意味と違い!どのように使い分けるのかを解説

生活全般

嫉妬という言葉は、嫉み(ねたみ)と妬み(そねみ)の2つの言葉が合わさっています。私たちは妬みの方はよく使いますが、嫉みってあまり使いません。一般的には上手くいっている相手を羨ましく思うだけでなく、悪意も含まれているような時に使っています。

羨望(せんぼう)は羨ましく憧れているが悪意はないという場面で使う印象があります。嫉妬の二文字にそれぞれ送り仮名を足すと「妬み嫉み」となります。なんとなく同じ意味のように思っていますが、これらの言葉の意味や違いって何なのでしょうか。

よく使われる言葉ですし、嫉妬と同じような意味で捉えていました。言い回しが違うので意味や使い方も若干違う可能性はあります。妬みと嫉みはとても良く似ています。

妬みと嫉みの意味

1.妬みの意味

自分以外の人の優秀な部分に対して羨ましく思ったり、かなわないことに悔しく思ったりする感情が妬みです。二人で競っているような成績の時に相手だけが評価されて、何故なのかと思うような時にも妬みは起こります。

羨ましさと悪意が入り混じるような気持ちですが、羨ましく口惜しい、腹立たしい意味合いが若干強くなります。

2.嫉みの意味

嫉みは相手の優秀さがとにかく気に入らないという悪意の部分が強くなります。そして、大変なストレスを抱えているような状態の時もこの言葉を使います。羨ましさや悔しさや悪意は複雑に入り混じることも多いですが、羨ましくて憎い、呪わしい意味合いが若干強くなります。

妬みと嫉みの意味の違い

実は妬みと嫉みの意味には違いがあります。妬みは誰かが持っている物事に対して起きる感情です。そして、嫉みは自分が持ってない物事に対して起きる感情です。

1.妬み

妬みとは自分にはなく、他人にはある物事に対して、羨ましく思い、相手に憎しみや怒りなどの感情をもつことを指します。

【例文】

  • 宝くじに当たったAさんを妬んだBさんは、Aさんにいやがらせをした。
  • 大した努力もせずに大学に合格したAさんを妬んだBさんは、Aさんのことを非難した。
  • 大手企業に内定したAさんを妬んだBさんは、Aさんの邪魔をするようになった。

このように自分にはなくて、相手が持っているものが対象で、感情の矛先を相手に向けているときは「妬む」を使います。

2.嫉み

嫉みとは自分にはなく、他人にはある物事に対して、羨ましく思い、自分に対して失望や悲しみなどの感情をもつことを指します。

【例文】

  • 宝くじに当たったAさんを嫉んだBさんは、落ち込んで会社を休んだ。
  • 大した努力もせずに大学に合格したAさんを嫉んだBさんは、勉強に身が入らなかった。
  • 大手企業に内定したAさんを嫉んだBさんは、就職活動のやる気がなくなった。

このように相手にはあって、自分にないことに対して、失望、悲しみなどの感情を持つときは「嫉み」を使います。このように自分が持っていない物事が対象で、感情の矛先が自分であるときに「嫉む」を使うのです。

妬みと嫉みの心理とは

自尊心が低いと妬みや嫉みの感情が生まれやすくなります。自分自身に対する自己肯定感や自信がないために他人のことが羨ましく見えたり、自己評価を著しく下げるようなことが起きます。

他人を見下している気持ちがあり、他の人に対して「そんなはずはない」と心の中で思っているために他人の成果や実力を認めることができず、許せないという妬みの気持ちになります。

あるいは、逆に自己愛が強すぎるという点もあります。自分が常に一番であり、誰からも認められ、愛されていないと気が済まないと思う心です。自分が大好きであるため、他の人間が注目されることに嫌悪を抱きます。

嫉妬する人間によって様々な心理的側面がありますが、基本的にはあまりポジティブとは言えないものが多くあります。嫉妬は他人に対してだけでなく自分に対しても負担になることがあるため、可能な限り「妬み・嫉み」の感情に対処しなければいけません。

嫉妬と妬みの違い

嫉妬と妬みはとても似ています。似ている点としてはどちらも人の欲望を中心に展開する感情であるということです。

嫉妬とは自分が持っているものや愛着を感じている人をほかの人に奪われた、または奪われることへの恐れの感情のことでその関係を守ろうとするところに欲望の焦点が存在します。

一方、妬みとは自分にはなく、他の人が持っているものや人に対して、羨望や腹立たしさをいだく感情のことで自分が欲しいものに欲望の焦点が存在します。

どちらもネガティブな感情としてとらえますが、「嫉妬」は生き延びていくために必要な感情で良性の「妬み」は成長するのに必要な感情です。

妬みには「良性の妬み」と「悪性の妬み」があり、良性の妬みは向上心につながる感情で悪性の妬みは他者の不幸を願う感情を指します。当然のごとく、成長パワーに変えていける良い妬みの方が相手と一緒に自分も成長していけます。

しかし、悪い妬みの方は相手をマイナスに作用していきますので相手からも妬みを買い、ダブルで妬み合う関係になります。ストレスもたまって、とてもイヤな関係になります。どちらも同じ妬みですが、まったく違ったパワーとなって自分にも周囲にも影響を与えてしまうのです。

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