テレビの天気予報を見て、アナウンサーが「週末の天気は・・・」と言っているところで、卓上カレンダーが目に入り、ふと「週末」は何曜日かなと疑問に感じました。
卓上カレンダーは日曜日始まりで天気予報では日曜日は週末扱いとなっていて、普段なにげなく使っている「週末」という言葉ですが、実は人によってばらばらだったりします。
週末は何曜日のことなのか、様々な視点で見ていくと分かるかもしれません。
カレンダーの日曜日始まりが混乱させている
天気予報で週末の天気を伝えるときは土曜日と日曜日の天気の予報を伝えています。
気象庁のホームページを見ると天気予報等で用いる用語で「時に関する用語」にある「週末」の説明に「土、日曜日。」と明記しています。
1つの例として、この天気予報等で用いる用語の週末の定義とカレンダーの日曜日始まりが矛盾しているので、週末は何曜日を指すのか疑問が出てきます。
カレンダーの日曜日始まりの理由は?
カレンダーの日曜日始まりは宗教的な理由によります。
ユダヤ歴では金曜日の日没から土曜日の日没までを安息日となっていました。
この習慣から安息日の次の日、つまり日曜日を週の始まりとしました。
しかし、キリスト教ではキリストが金曜日に磔になり、3日目(日曜日)に復活したとされ、その復活した日を安息日としたそうです。
つまり、週の始まり日曜日を安息日としたのです。
今ではこれが主流となってカレンダーでは日曜日始まりとなっています。
カレンダーの月曜日始まりの理由は?
昔から日曜日が週の始まりだったものが、最近では月曜日から始まるカレンダーも多くなってきました。
これはイギリスで1971年に国際標準化機構の決議を採用し、月曜日を週の始まりとしたことが大きく影響しています。
ヨーロッパでは月曜が週の始まりとして定着しつつあります。
日本でも週休2日制が定着して、休日が増えたことから月曜日が仕事の始まりという位置づけが強調されるようになってきました。
仕事は月曜日から始まって、金曜日に終わり、休日の土日が週末という考え方が一般的になってきました。
月曜日始まりのカレンダーの方が日常生活のスタイルに合っていることもあって、多く使われようになってきました。
「週末」は一般的には何曜日になるのか
一般的には土曜日と日曜日をイメージしている人が多いと思います。
月曜日から金曜日まで働き、土曜日と日曜日に休むスタイルが多くの人に定着しています。
金曜日に仕事が終わり、職場を去るとき「良い週末を」ということがあります。
一方で職場での会話で「この仕事は週末までにやっておいて」というようなことがよくあります。
この場合の週末は金曜日を指すことになります。
職場で「週末」といわれた場合には、金曜日のことかもしれないと少し考えた方が無難かもしれません。
結局のところ、週末は何曜日なのでしょうか。
明確な答えはありません。
一般的な会話では土曜日と日曜日となりそうですが、日曜日始まりのカレンダーを意識している人にとっては土曜日が週末になり、月曜日始まりのカレンダーを意識している人にとっては日曜日が週末になります。
職場での会話で週末といえば、金曜日の可能性が高いでしょう。
人それぞれに解釈が異なる可能性が高くなります。
「週末」の解釈はいろいろあると認識しておく
週末というと「仕事が休み」という部分が大きく影響していますが、意外と解釈が異なるようです。
話をしている人が「週末」を何曜日に想定しているのか、会話をしながら考える必要があります。
約束事などは勘違いを避けるために曖昧な表現をするのではなく、日付をいうようにした方が良い場合もあります。
「週末」といわれた場合には、一度日付や曜日を確認しておいた方が、すれ違いをせずに済むかもしれません。
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