就職活動中「リクルーター」という言葉をよく聞くかと思いますが、リクルーターの意味や役割を知っていますか。
リクルーター制度を導入している企業が増えており、実はリクルーターは、内定への最大の近道になり得る大切なポイントとなります。
就活生にとってのリクルーターは、面談を通して企業の内情を教えてくれたり、就職後の業務に関する疑問など気軽に相談できる存在です。
リクルーター面談とは?
リクルーター面談とは、企業の若手社員(リクルーター)が、面接前に就活生(学生)を見極めたり、優秀な就活生を獲得するために企業の良さをアピールし、選考を辞退しないように囲い込むための面談です。
リクルーターとは?
リクルーターとは
- 企業の人員募集や補充を担当する社員
- 新人採用を担当する社員
- 就活生と直接接触する目的で選ばれた社員
など、採用選考を行う「リクルーター制度」を導入している企業が増えています。
企業によって異なりますが、リクルーター自身の出身校や優秀だと判断した就活生に対し、個別の面談など接触することで入社への働きかけや選考を行います。
リクルーターとの面談は、面接とは異なりますが、その時点で選考は行われています。
リクルーター制度とは、面接の前に行われるいわば「0次面接」のようなものです。
リクルーター制度とは?
1.優秀な就活生を獲得する目的がある
リクルーター制度を導入している理由として、優秀な学生の早期囲い込みが挙げられます。
企業は時間と労力を費やして採用活動を行っています。
このコストは莫大なものであるため、それに見合った優秀な学生を多く確保するべく、採用担当者は日々活動しています。
優秀な学生はどの企業においても獲得を切望しており、そのため争奪戦は激しいものとなります。
その争奪戦で他の企業よりも一歩前に出るためには、学生に早期接触を測り必要があります。
そのため、企業はリクルーター制度を利用し、学生への早期接触を測っています。
リクルーターが他社に先駆けて、出身校の学生を惹きつけることで他社に流出するのを防ぎます。
その状態において面接などで必要は人材であるかチェックを行い、優秀な学生の獲得に努めます。
2.金融業界で実施されるケースが多い
リクルーター制度は全ての業界で導入されているわけではありません。
特に金融業界で実施されるケースが多いといえます。
金融業界の場合、就活生に人気のある業界で応募者が多いため、人事担当者の負担軽減を目的として、リクルーターは応募してきた学生の惹きつけだけでなく、事前選考も行っているのです。
リクルーター制度のメリット
企業側や就活生にとってのリクルーターのメリットは、以下のようなものがあります。
1.企業側のメリット
就活生の生の声を聞き、企業内へ吸い上げることで、必要とする人材にピンポイントでアプローチができるメリットがあります。
また、企業によってはリクルーターが面接官の役割も担うことで人事担当者の負担軽減を図り、面談実施後に人事担当者による面接や内定などスムーズな選考につなげることができるメリットもあります。
2.就活生のメリット
就活生と1対1で向き合い、企業や就職後の業務に対する疑問や不安に対して気軽に相談ができるメリットがあります。
また、面談を通して業界や企業内のリアルな実情を知り、理解を深めた上で面接対策や応募を進めることができるメリットもあります。
このように就活生にとっては就活を、企業側にとっては選考を効率的に進められるというメリットがあります。
リクルーターへの対応も人事担当者と同じようにする
就活生の応募の多い大企業や金融業などを中心に、リクルーター制度が導入されるケースが増えてきています。
リクルーター制度でリクルーターがついた場合は、あなたの情報を詳しく知りたいということです。
このリクルーターとの面談は、形式的な要素が多い一次面接とは異なりますが、0次面接と呼ばれたりします。
リクルーターは大学の先輩にあたる人ではありますが、人事担当者への紹介してもらえると甘い期待は抱くべきではありません。
リクルーターは面接官の役割も担っていますので、人事担当者への紹介されるためには、この0次面接を突破しなければなりません。
リクルーターへの対応も人事担当者と同じようにすべきです。
リクルーターにメールを送る際のポイント
リクルーターも日々の業務で忙しく社会人です。就活生も社会人としてのマナーを身に着ける必要があります。
リクルーターからメールで連絡が来た場合、誤字脱字に注意するのはもちろんのこと、ビジネスメールの基本がありますので、その基本に則ってメールの返信をします。
ビジネスメールの基本
(1)件名は簡潔にする
件名と名前(フルネーム)など、どんな用件のメール内容なのか、一目で理解できるようにしましょう。
こちらが返信する場合は、相手が送信した件名をそのまま利用することもオススメです。
(2)会社名や部署を略さない
宛名書の際、相手の所属する会社名や部署名を省略するのは失礼にあたります。
例として「(株)」のように省略せず、「株式会社」と正式名称とします。
(3)自分の名前を名乗る
本文を書き出す際は、まず挨拶と大学などの所属先と名前を書きます。
(4)内容は簡潔・明確にする
質問事項などは箇条書きにするなど、内容は簡潔にまとめます。
返信する場合は、前回のメール本文を残した状態がよいでしょう。リクルーターが、どのようなことに対する返信であるか、返信メールで確認できるからです。
(5)署名を忘れずに入れる
文末には、リクルーターが返信や連絡がしやすいように署名を入れるとよいでしょう。
(6)営業時間内に送る
メールを受け取る方が、気持ちよく読み対応できるよう常識的な時間、つまり営業時間内に送信するのがマナーです。
また、面談後のお礼メールである場合は、面談当日中に送信しましょう。
数日過ぎてメールがくるよりも、出来るだけ早く来たほうが受け取り側としても嬉しいものです。
(7)レスポンスをする
質問したことについて、リクルーターから返信をいただいたのであれば、お礼のメールを送り、面談などの日程を知らせるメールが届いた際は確認した旨を伝えるメールを送るなど、必ずレスポンスをすることが重要です。
リクルーターへ送るメール例文
リクルーターへ送るメールも、社会人としてのビジネスマナーに則って作成します。
面談後のお礼のメールの例文を紹介します。
件名:【面談のお礼】 ○○大学 ○○○○
本文:
○○○○株式会社
リクルーター ○○ ○○ 様
お世話になっております。
○○大学○○学部の○○○○です。
お忙しい中、面談の機会を設けていただきありがとうございました。
◯◯様とお話をすることで疑問に思っていたことが解決し、さらに貴社で働きたいという気持ちが強まりました。
本日の◯◯様のお話を踏まえ、さらに企業研究を進めて参ります。
また、ご相談させて頂きたく思っておりますので、その際はご指導のほど宜しくお願い致します。
本日は貴重なお時間を頂き、ありがとうございました。
――――――――――――――――――――
○○大学○○学部
○○○○
電話:XXX-XXXX-XXXX
メールアドレス:XXXX-XXXX@XXXX.XXX
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面談は面接と同じように緊張感を持とう
面談は面接と違うと考えているのであれば、それは大きな間違いです。
雰囲気にだまされてはいけません。
あくまでも就活の選考の位置付けです。
リクルーターとの面談を重ねて、人事担当者との面接をほとんどせずに早々に内定をもらえる就活生もいます。
メールのやり取りもマナー守り、リクルーターとの面談では印象よくし、意欲的に自己アピールを成功させ、早めに内定を勝ち取るようにしましょう。
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