生活全般

スクラロースは安全性に問題ないのか?

投稿日:2017年12月21日 更新日:

人工甘味料スクラロースを知っていますか。スクラロースやアステルパームなどの人工甘味料は危険だという話をよく聞きます。カロリーオフやカロリーゼロのダイエット飲料やガム、ドレッシング、デザートなど多くの加工食品に使用されています。

このスクラロースも他の人工甘味料と同様に「危険だ」「安全だ」と意見が分かれていますがどのような理由からなのでしょうか。「アステルパームは脳腫瘍と関係があるのではないか」「スクラロースは妊婦には悪いのではないか」など、そのような記述がネット上にたくさんあります。

このような報告は危険な副作用を主張する人たちは医師や研究者であったり、一般人より知識がありそうな人であったりするのも不思議なのです。人工甘味料スクラロースの危険性と安全性について調べてみました。

スクラロースとは

スクラロースは1970年代にイギリスの大学と企業の共同研究によって開発された人工甘味料の一つです。日本では、1999年に食品添加物として認可されており、世界でも80カ国以上で使用が認められているとされています。

砂糖を原料として造られたスクラロースですが、その甘味度は砂糖の約600倍ともいわれ、使用量が少なくてよいため、ダイエット甘味料として多くの加工食品に使用されています。

特徴として甘さの質が比較的良いのでガムや菓子、生菓子、ジャム、清涼飲料水、乳飲料、乳酸菌飲料などに使用されています。またアルコールにも良く溶けるため清酒、合成酒、果実酒などにも使用されています。スクラロースは他の人工甘味料(合成甘味料)との併用が多いことも特徴です。

スクラロースの危険性について

スクラロースは分子構造に人体に有害な塩素があり、さらに炭素の分子がくっついています。化学的にこれらがくっつくとオルガノクロライドという名の分子になります。オルガノクロライドは自然界には存在せず、農薬のDDTや猛毒のダイオキシンも、このオルガノクロライドになります。

さらにそれが加熱して138度を越えると、塩素ガスが発生します。塩素には強い毒性があり人体にとってとても有害であることが実証されています。このことからスクラロースが危険であると主張する研究者がいます。

スクラロースの副作用について

スクラロースは食品添加物であるために動物実験のデータしかありませんが、これを行った際の動物には「下痢」や「体重の減少」、「死亡」「流産」の他、全身に回って「ホルモン」「免疫システム」の異常などが現れたという実験結果が出ています。

これらの動物実験の結果をもとに、人間が体内に取り込んだ際に起こる恐れのある副作用は以下の表にあるものと報告されています

成長の遅れ 赤血球の減少
甲状腺の衰退 マグネシウムやリンの欠乏
肝臓と脳の肥大 卵巣収縮
脳腫瘍の増加 リンパ腫の増加
白血病の発症 白内障の発症

スクラロースに限らず、人工甘味料にいえることなのですが、過剰摂取することで下痢を引き起こしてしまいます。これは人工甘味料が消化吸収できない異物なので、人間の身体は異物を早く排出しようと働き、結果的に下痢になってしまうのです。

甘いけどカロリーゼロの商品には人工甘味料が必ず使われています。カロリーゼロの理由は消化吸収されず、体外に排出されてしまうからなのです。

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スクラロースの安全性について

医学・科学分野の専門家によって、スクラロースに関する広範な研究が行われており、安全性試験においては、発がん性をはじめとしたリスクを評価し、ヒトがスクラロースを摂取しても安全であるという結果が得られています。

なお、子どもや妊娠、授乳中の女性をはじめ、誰でも安心して摂取できるとされています。スクラロースは、砂糖のように体内で分解され、エネルギーとして吸収されることはなく、ほとんどそのまま排出されます。

このため、スクラロースを摂取しても血糖値やインスリン値に影響はなく、糖尿病の方にも適していることがこれまでの研究で実証されています。環境中に排出されたスクラロースは、生分解性のため、微生物によって分解され、環境中に蓄積することはありません。

安全性評価の結果、環境への有害な影響がないことが確認されています。

スクラロースの使用基準

厚生労働省のホームページに、動物実験の結果などが詳しく載っています。

この情報によるとスクラロースの無毒性量(※)は「1,500㎎(1.5g)/kg体重/日」と定められています。※無毒性量:有害な影響が認められなかった最大の投与量のこと

また、無毒性量だけでなく更に安全を確保するために安全係数が定められており、無毒性量に安全係数100で割ったものを「ADI値(一日摂取許容量)」と定義しています。

ADI値=無毒性量÷安全係数

1,500÷100=15mg/kg体重/日となります。(体重1kgあたり15mgまでが許容量)

たとえば、体重が60㎏の人であれば1日あたり15×60=900㎎を摂取しても問題ない量としています。
また、使用基準は以下のようになっています。

生製菓及び菓子 1.8g/kg
チューインガム 2.6g/kg
ジャム 1.0g/kg
酒、清涼飲料水、乳飲料 0.4g/kg
砂糖代替食品 12g/kg
その他の食品 0.58g/kg

※砂糖代替食品とはコーヒー、紅茶等に直接加え砂糖の代替として用いられるもの

たとえば、体重が60kgの人が上記の食品等で摂取したスクラロースの合計量が900mgを問題ないと判断されますので、清涼飲料水2.0ℓを飲んだ場合は2.0ℓ×0.4g=800mgなので許容範囲内です。(清涼飲料水以外にスクラロースを摂取しないとした場合)

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