仕事と技術

損益分岐点とは?|損益分岐点を把握することの重要性と低くする方法とは?

投稿日:2019年1月3日 更新日:

経理の仕事では決算書を読んだり、その内容を分析するということが必要になります。

会社が効率よく利益を上げるためには損益分岐点を知り、その損益分岐点を低くする方法を実行すれば、利益が出ます。

その方策とは何か考えていきましょう。

☞ 市場価値診断から本当のキャリアパスを見出す『MIIDAS(ミイダス) 』とは?

損益分岐点とは?

企業経営において、売上高と費用が等しくなり、損益がゼロとなるときの売上高のことを指します。

売上高が損益分岐点を上回れば利益となり、逆に損益分岐点を下回れば損失となります。

なお、損益分岐点を算定するためには、全ての費用を固定費(売上高の増減に関係なく発生する費用)と変動費(売上高の増減に比例して発生する費用)に区分します。

固定費用は人件費や家賃のように売上高が0になっても0にならず、売り上げが上がっても変動しない費用を指します。

また、変動費用は材料費や仕入れなど売上高が0のとき0になり、売上高が高くなればなるほど高くなる費用を指します。

たとえば、売上高1,000億円、変動費600億円、固定費300億円、利益100億円の企業の損益分岐点は、次のように計算できます。

損益分岐点売上高 = 固定費 ÷ {(売上高-変動費)÷売上高} = 750億円

この企業では、売上が750億円を上回れば利益となり、750億円を下回れば損失となります。

計算上は難しいですが、グラフ化すると分かりやすくなります。

(参考:「Wikipedia 損益分岐点」より)

上記のグラフから損益分岐点では利益が0であることから以下の式が成り立ちます。

損益分岐点売上高-{固定費+(変動費÷売上高×損益分岐点売上高)}=0 ・・・①

※「変動費÷売上高×損益分岐点売上高」は損益分岐点での売上高に対する変動費を表します。

また、「変動費÷売上高」は変動費比率を表します。

①を変形すると

損益分岐点売上高 = 固定費 ÷ {(売上高-変動費)÷売上高} 

となります。

損益分岐点を把握することの重要性とは?

損益分岐点を見て分かることは、赤字を出さないための売上高です。

企業を経営する上で、本業で利益を出すための最低ラインとなる売上高ともいえます。

損益分岐点を求める考え方を応用すると、目標利益(計画利益)を達成するために必要な売上高(必要売上高)も計算できます。

事業の好不調を一目で見ることができるのは損益分岐点を把握するから始まります。

特に毎月変わらずにかかる固定費用をいかにして利益で補うかは、企業が存続する上で避けて通れない課題といえます。

☞ 転職に役立つ市場価値診断に『MIIDAS(ミイダス) 』を利用するメリットとは?

損益分岐点を低くする方法とは?

損益分岐点を低くすればするほど利益が出るので、低くする方法を考えます。以下の項目がそれに該当します。

当たり前のことばかりですが、現実に実行するのはなかなか難しいです。それぞれの項目を1つずつ地道に検討し、確実に実施していくことが大切になります。

1.固定費を削減する

事務所家賃の引き下げ交渉、低い家賃の場所への移転、賃借面積縮小、人件費のカット、リース物件の縮小などを行います。

2.変動費及び変動費比率を下げる

製品の製造方法の変更や仕様変更、原材料の変更、原材料の購入を増やして価格低減させる、メーカーとの原価引き下げ交渉などを行います。

3.売値を上げる

製品・商品の価値は色・柄・形・デザイン・原材料などの品質を上げて消費者を納得させることができれば、売値は上げられます。

また、従来品であっても、売値を上げるものと下げるものを作ってメリハリをつけ、それらをミックスした結果として、平均単価を上げることも可能です。

4.売上数量を増やす

セット販売や割引販売など販売方法の工夫で売上数量を増やすことができます。

たとえば、ハンバーガーの販売ではメインとなるハンバーガーにドリンクとポテトをセット販売に加えるなどがよくあります。

損益分岐点が低い方が利益を出しやすいが利益を拡大しやすいとは限らない

一般的に損益分岐点が低くなると、固定費が低くて変動費が高いビジネスは利益を出しやすいといわれています。

ただし、薄利多売になる傾向があり、利益を拡大するためには売上を相当に増やさなければなりません。

一方、固定費が高くて変動費が低いビジネスでは、利益を出すまでのハードルが高くなります。

ただし、変動費が低い(限界利益が多い)ため、いったん利益が出るようになると、あとは利益を拡大しやすくなる傾向があります。

200万人の年収データから、あなたの市場価値を見出す『MIIDAS(ミイダス)』

ミイダスは経歴や経験・スキル情報から自分の市場価値をデータ分析して、あなたを求める企業から直接オファーが届くサービスです。

【無料で使える3つの診断コンテンツ】

  • 市場価値診断
  • コンピテンシー(行動特性)診断
  • パーソナリティ(人格)診断

「自分のビジネスマンとしてのスキル」や「パーソナリティ」を診断・分析することで、より自分にマッチしたオファーを受け取ることができます。

【オススメするミイダスのポイント3つ】

  • オファーは書類選考合格済み(面接確約)
  • 求人を検索しなくても、待つだけで企業からオファーやメッセージが直接届く
  • 7万人の転職データを公開。自分と同じ経歴の人がどこに転職したのかが分かる

ミイダスは面接確約オファーのみ。

まずはあなたの価値を知るために市場価値診断からはじめましょう。

無料登録 ☞ MIIDAS(ミイダス)

この他にも特色のある転職サイトがあります。

興味のある方はこちらをご覧ください。

-仕事と技術
-

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


関連記事

仕事が遅い!|効率の良い人と悪い人との違いや効率を改善する方法とは?

仕事効率を上げ、残業を減らしたいと考えている人は多いです。 1日の大半の時間を過ごす職場、できる限り効率よく仕事をこなしたいと考えています。 仕事効率の良し悪しは、非常に重要な問題です。 仕事の効率化 …

シュリンクとは?|知っておきたいカタカナビジネス用語のまとめ!

ビジネスシーンでよく聞くシュリンクですが、よくわからないけれど、今さら聞くことができません。 ビジネス用語を使いこなせる社会人はかっこいい感じがします。 そして、ビジネス用語の中でも確立している「シュ …

飲み会の断り方|誘いを断っても関係を損ねない都合の良い方法とは?

社会人となれば飲み会はもはや上司、同僚との親睦を深める恒例行事です。 会社の飲み会は好きですか、それとも嫌いですか。 お酒が飲めなくても、飲み会の雰囲気が好きな人もいれば、お酒は好きだけれど飲み会には …

「壮行会」と「送別会」との違いとは?|歓送会とはどのようなものか?

人事異動の季節になると送別会、歓迎会、壮行会などの名称で宴会が行われます。 異動や転職・退職などをする職場の上司や部下、同僚たちを新天地へ送り出す機会も多いかと思います。 それぞれにどのような違いがあ …

慶弔休暇の読み方や意味は?|休みの日数はどのくらいもらえるのか?

企業には様々な休暇があります。身内の不幸や親族の結婚など、どうしても休暇をとりたいときに取得するのが慶弔休暇です。 社会人として働く中で度々起こることではありませんが、いざという時に助かる休暇制度です …