会社によっては休日の体系として4週6休制度をとっているところがあります。
週休2日制は浸透しているので分かりますが、4週6休制はどのような体系かよくわかりません。4
週6休制だと労働基準法に違反しているような気がします。
実際に4週6休で働くのはキツイのだろうか。
休みが少ないと不満を感じている人は多いのではないだろうか。
就職活動中の人が求人情報などを見て、ここのような疑問を持つことがあるかと思います。
4週6休制の場合、いつが休みになるのかと気になっている人も多いことでしょう。
4週6休制での働き方とは?
4週6休制では4週間のうちに休日が6日間あることになります。
休日が固定されている場合に多いケースは、日曜日は毎週休みで土曜日が隔週で休みとなる形です。
つまり、連休があるのは2週間に1回ということになります。
また、飲食業などシフト制での勤務体系では、週に1、2回他の人と調整しながら休みを決める形になります。
参考までに労働基準法では休日に関して以下のように決められています。
労働基準法
第三十五条 使用者は、労働者に対して、毎週少くとも一回の休日を与えなければならない。
2 前項の規定は、四週間を通じ四日以上の休日を与える使用者については適用しない。
労働基準法第35条2項で4週間に4日以上の休日であれば問題はないので、4週6休であれば法律は守られていることになります。
4週6休制の年間休日数は?
1年は約52週ですので4週6休制の場合、休日は最低78日となります。
例)固定の休み(52日)+ 隔週の休み(26日) = 年間78日
会社によっては4週6休制でもゴールデンウィークやお盆、年末年始にはまとまった休みを設定している場合があったり、夏季休暇として1週間程度の休みを取ることができる制度を取り入れている会社もあるので、年間休日数としてはもう少し多くなります。
4週6休制でも年間休日数は78日から90日程度と割と幅が広くなります。
比較する対象として、カレンダー通りの休みを取れると完全週休二日制で祝日も休みの場合は、年間で約120日ほどが休みになります。
例)土日の休み(104日)+ 祝日の休み(約17日) = 年間121日
この数字を比較すると休日が少なく感じてしまうかもしれません。
4週6休制の1日の勤務時間
残業を除いた所定労働時間は8時間としている企業が多いですが、4週6休の場合に8時間とするのは労働条件に違反する為、1日の勤務時間としては短くなります。
労働基準法
第三十二条 使用者は、労働者に、休憩時間を除き一週間について四十時間を超えて、労働させてはならない。
2 使用者は、一週間の各日については、労働者に、休憩時間を除き一日について八時間を超えて、労働させてはならない。
8時間というのは上記の2項で定められていることから取り入れている会社が多いのですが、4週6休だと週2日の休みがある週なら問題ありませんが1日しか休みがない週だと48時間となってしまい第32条2項に違反することになってしまいます。
しかし、第32条の2によって一ヵ月単位の変形労働時間制のよって一日8時間の労働時間が認められるケースがあります。
4週6休制度を取り入れている会社はだいたいこの変形労働時間制を採用している場合が多いです。
労働基準法
第三十二条の二 使用者は、当該事業場に、労働者の過半数で組織する労働組合がある場合においてはその労働組合、労働者の過半数で組織する労働組合がない場合においては労働者の過半数を代表する者との書面による協定により、又は就業規則その他これに準ずるものにより、一箇月以内の一定の期間を平均し一週間当たりの労働時間が前条第一項の労働時間を超えない定めをした場合においては、同条の規定にかかわらず、その定めにより、特定された週において同項の労働時間又は特定された日において同条第二項の労働時間を超えて、労働させることができる。
2 使用者は、厚生労働省令で定めるところにより、前項の協定を行政官庁に届け出なければならない。
4週6休制のメリット・デメリット
1.4週6休制のメリット
4週6休制の場合、1日の労働時間は週休2日制と比較すると少なくなります。
時間的にも余裕ができますので、体力的にも楽になります。
2.4週6休制のデメリット
4週6休制のデメリットは、休日が少ないことです。
週1回の休日となると普段できない家の用事などで時間を費やして終わってしまうことがほとんどです。
人によっては、疲れを溜めたまま仕事をしなければならないこともあります。
また、連休が少ないため、友人と遊びに行ったりすることも難しくなります。
働きやすさを考えたら週2日の休日は欲しい
このように4週6休制の場合は、労働基準法に違反してはいませんが、週休2日制と比較すると104-78=26(日)。
つまり、1か月ほどの休日数が少ないことがわかります。
一日当たりの労働時間は短くなりますが、もし、現在の仕事内容から考えて、休日数の少なさに不満を感じているならば、転職することも検討にいれてください。
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