就職・転職

内田クレペリン検査のチェックポイント!|適正検査を突破する極意とは?

投稿日:2019年3月30日 更新日:

クレペリン検査を知っていますか。就職試験に取り入れられる適正検査の一つです。

処理能力の程度、性格・行動面の特徴を判断するもので、一桁の数字をひたすら足して行く。

小さな数字がずらずらと並ぶので、集中力がないとかなり厳しいです。

何を見ているのか少し分かりづらい検査のように感じますが、対策が可能です。

クレペリン検査で選考から外れることのないようにしっかりと内容を理解しておきましょう。

☞ 就活に有効な無料の高精度自己分析ツールが使える『OfferBox 』とは?

クレペリン検査とは?

正式名称は「内田クレペリン精神検査」です。

ドイツの精神医学者のエミール・クレペリンが行なった研究を元に内田勇三郎が精神検査に発展させました。

試験内容は横一列に並ぶ隣同士の数字を足すことを繰り返すシンプルな検査です。

たとえば、「48786236…」という問題の場合は、4+8=12、8+7=15、7+8=15…というように繰り返します。

計算結果の下一桁を回答するので、答えは「2554859…」となります。

検査は1分経つごとに次の行に移動して、前半15行、後半15行のペースで行います。

検査時間は前半15分、そして5分の休憩を挟んで後半15分の合計30分行います。

1分ごとの計算量、経時的な計算量の変化(作業曲線)、誤答数から個々の性格・職業適性をみる検査です。

単純な計算問題をひたすら解いていく方法のため、いかに集中力を保ちつつ正確に計算できるかが重要となります。

集中力を欠いて計算を間違えてしまう、時間をかけすぎて時間内に計算が終わらないような場合は評価が悪くなります。

基本的に1列全ての問題は終わらないので、全て解けなかったと焦らず、時間が来たらすぐ次の列に移り集中して解いていきましょう。

クレペリン検査から分かることとは?

この検査は、被験者の計算能力、注意力、集中力、精神の安定性を検査し、性格・職業適性を見ています。

この検査から主に以下のことが分かります。

計算の処理速度 処理能力
作業曲線 性格・行動面の傾向
処理の正確性

性格、行動面の傾向は発動性、可変性、亢進(こうしん)性から判断しており、これらから被験者の長所、短所が分かるとされています。

  • 発動性:物事へスムーズに取り掛かかり
  • 可変性:物事を進めていく過程で現れる気持ちや行動の変化
  • 亢進性:物事を進めていく上での勢いの強弱

参考:内田クレペリン検査(https://www.nsgk.co.jp/sv/kensa/kraepelin/about/method.html)

作業曲線は、1分間に解いた問題の数の変化を表した曲線のことです。

上図が一般の人が描く定型の作業曲線です。

1回目はU字を描きつつ減少し、2回目は作業量は多いが回復することなく減少します。

☞ オファー型就活サイト『OfferBox 』とは?

クレペリン検査のチェックポイントとは?

検査のチェックポイントは、大まかに以下の3つに分けられます。

  1. 作業量       → 全体の計算量
  2. 作業曲線      → 1分毎の作業量の変化
  3. 処理の正確性(誤答)→ 計算ミス

当然、作業量が多く、誤答の少ない回答が良しとされます。

また、正常な作業曲線を「定型曲線」といい、前半は最初が一番多く、中盤が少なく、終盤にかけて増えていくようなU字型が望ましいとされています。

定型曲線は能力面や性格面の両方に大きな偏りが無い人に現れる典型的な曲線です。

定型曲線から外れていると、精神面が不安定で、仕事にムラがあると判断されます。

形が定型であり、かつ全体の作業量が多いと高度定型群という判定になります。

後半はできるだけ集中力を持続させ、ミスをしないことと、作業量の維持を心がけましょう。

最初の行だけ張り切りすぎて、あとがグダグダになってしまってはマイナス評価につながります。

後半の作業曲線は、最初が一番多く、徐々に下がっていくことが理想です。

ただし、前半と同じように、その変動はできるだけ少なくなるのが理想です。

一般的には前半よりも後半の方が作業量が多くなります。

定型曲線を意識しないと、精神が不安定な人と判定されてしまうこともありますので注意しましょう。

検査を突破するコツは定型曲線をイメージしながら解くことです。

シンプルな検査内容であるため、練習することにより問題に慣れて作業量を増やすことは可能です。

以下のサイトで簡単に練習することが可能です。

【適性試験攻略】クレペリン検査の練習・解説サイト キャリアワールド
https://career-world.net/quiz/test_crep.php

筆記試験にはいろいろな種類がある

就活での試験は、クレペリン検査だけでなく、他にもいろいろな種類があります。

一般常識テストやSPI総合検査、論文など種類はさまざまです。

対策をするときは、応募する企業の筆記試験がどのようなタイプであるか事前に確認しておくとよいでしょう。

なお、筆記試験対策のしかたが分からないという人は就活支援サービスを利用して、情報収集や相談することをオススメします。

【就活生の4人に1人が登録!】オファー型就活サイト『OfferBox<オファーボックス>』

OfferBoxは、逆求人サービスにおける利用企業数業界1位です。

しかも、自己分析テストや就活イベントもある逆求人に留まらない就職サイトです。

利用企業数 5600社以上(2019年12月時点の実績)で大手企業・ベンチャー企業・官公庁(経産省)などが利用しています。

オススメするOfferBoxのポイント3つ

  • 大手からベンチャーまで数多くの企業からのオファーが来る!
  • 高精度な自己分析ができる!
  • 単なる逆求人サイトに留まらずイベントが豊富!

学生に対して一斉スカウトメールを送れない仕組みをとっているため、迷惑メールがなく、プロフィールや強みをしっかり見たうえで、スカウトメールが届くので安心です。

また、OfferBoxには高機能な自己分析ができる「AnalyzeU+」と他己分析もできる「適性診断360度」があります。

これらの適性診断の結果をもとに、自己PRをさらに磨くことができます。

さらに、選考直結するインターンや業界研究まで様々なイベントに参加することができます。

まずは、あなたの価値を知るために自己分析からはじめましょう。

無料登録 ☞ OfferBox

この他にも特色のある就活サイトがあります。

興味のある方はこちらをご覧ください。

-就職・転職
-

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


関連記事

会社説明会での質問|IT企業への就職で確認しておくべき内容とは?

会社説明会の質問で、何を聞けばいいかわからず、悩んでいませんか。 会社説明会は、実際に企業で働いている先輩社員とじかに触れあえる絶好の機会です。 多くの会社では、説明会の最後に参加者からの質問タイムが …

日程調整メールのポイント【例文付】|就活での評価を上げる書き方とは?

就職活動中には、応募先の企業と面接の日程調整をメールでやり取りする機会がありますが、どのように返信すればよいのか、悩んだことはないでしょうか。 面接の日程調整をメールで行う場合に気をつけたいポイントや …

月給とは何か?|月収との違いを理解して求人広告を読み解く力を養う!

月給と月収の違いを知っていますか。仕事をする上で重要な要素である給料ですが、意味は同じと思っていませんか。 実は月給と月収には明確な違いがあるのです。 月給と月収の違いを知ることは自分の給料や収入をき …

就活靴の選び方のポイント|面接官は足元をよく見て判断している!

面接では第一印象が大事ということは、就活生なら誰でも知っているとは思います。 就活では、スーツに合わせて靴も用意する必要があります。 就活用の靴、どんなものを選んでいいかわからず、悩んでいませんか。 …

転職者の面接マナーとは?|新卒者とは異なり面接官の見方に注意!

面接の準備は万全で臨みたいもの。面接マナーは面接合否を決めるほど大事なものです。 中途採用においては面接でのマナーを重視する企業が多いです。 新卒なら世間知らずであっても多少は許される部分がありますが …