建前では、就活は大学3年生の3月からスタートして、大学4年生の6月に面接が解禁されて、内定がもらえるスケジュールになっています。
しかし、実際はこれよりも前にスタートしています。
就活の失敗を防ぐため、就活はいつから、何を始めたらよいのか、その就活の流れを把握する必要があります。
そして2021年春以降入社の大学卒業予定者に関心の高い経団連の就職協定のルール廃止はどのような影響を及ぼすのでしょうか。
就活の大まかな流れ
就活スケジュールは大手企業を束ねている経団連が中心になって大枠を決めています。
その年によってスケジュールが変わってくることもあるので注意が必要です。
大学3年生になったら自分たちの学年の就活全体スケジュールを確認しましょう。
大まかな流れとして、大学3年の5月頃からインターンシップの募集が始まり、夏休みのインターンシップや冬休みのインターンシップを経て、3月にエントリーシートの配布や企業説明会などを実施、大学4年の6月に面接解禁とともに内定が出始めます。
上記は経団連に属している大手企業の大まかな流れです。
経団連に属していない外資系企業等はインターンシップ以外はこの流れとは異なり前倒しの傾向にあります。
大まかな流れはエントリーは大学3年の11月後半から1月後半頃、会社説明会は1月から2月頃、面接は2月後半から3月頃、内定は4月頃に出ます。
大手企業の就活スケジュールに合せて行動すると大きく出遅れることになるので注意しましょう。
就活イベントの時期と注意点
1.インターンシップの時期
インターンシップのメインの季節は夏で、その次に活発になるのが冬になります。
春と秋はあまりインターンが活発ではありませんが、なるべく多くの優秀な学生にアプローチしたいという思惑もあって、実施している企業もあります。
気になる企業のインターン開催がいつからなのか、そしていつから募集を開始するのかチェックしておくのが大事になります。
基本的にインターンシップの申込時期は、インターンシップが始まる2~3ヶ月前から始まりますが、企業によって申込時期が変わってくる場合があるので注意が必要です。
2.エントリーの時期
エントリーとは、「資料請求」を意味しています。就職サイトを通して、興味がある企業に対して、採用活動の情報(エントリーシートの提出や会社説明会の案内など)を送ってもらうことを申請する作業のことです。
エントリー数は20~39社がボリュームゾーンで平均は45社程度です(100社以上エントリーしている割合が1割程度あり、平均値を引き上げているため)。
就活が始まると、その後は急ピッチで進んでいきます。
短期間で数多くのエントリーシートを書くのは困難です。
片手間で書いてもライバルに差をつけるような内容の濃いエントリシートは作成できません。
選考が早い企業の場合、大学3年の11月後半から1月後半頃になります。
エントリーシートの提出時期を見越して、就活が始まる前にエントリーシートをある程度作成しておくことが重要になります。
3.面接の時期
面接は選考試験が始まってからおこなわれますので、就活でも後半に予定されていることがほとんどです。
しかし、まだ先のことだからと先延ばしにしていると、準備の期間が短くなってしまい、十分な対策ができないまま本番を迎えてしまう可能性も考えられます。
面接対策をいつから始めるべきなのか、適切な時期を見極めて、余裕を持って準備する必要があります。
選考が早い企業の場合、2月後半から3月頃になります。
4.内定の時期
「内定」は経団連ルールによって10月1日までは出せないことになっているため、この日までは「内定」に代わって使われるのが「内々定」です。
「内定を出す約束」としての位置づけです。
余程のことがない限り、10月1日に「内々定」が「内定」に変わりますので、「内々定をもらう=内定をもらう」と考えて差し支えありません。
「内々定」をもらう時期は選考が早い企業では4月頃から順次決まっていきます。
就活はいつまで?
株式会社リクルートキャリアの【確報版】「2018年8月1日時点 内定状況」 就職プロセス調査(2019年卒)によると2019卒では2018年4月1日の時点で約20%、6月1日の時点で約70%の学生が内定を獲得しています。
約30%が6月、7月になっても就活が終わらないという事態に陥ります。
さらに8月1日時点では約90%になっており、ほぼ終了といった状況になります。
二次募集や三次募集で少ない枠を争い、それでも受からず夏採用に応募することになり、内定をもらって就活を終わらせる時期はずるずると後ろに伸びていきます。
この状況からすると今後も就活のスタートは早くから行う必要があります。
今すぐやる準備と対策
就活をスタートした初期段階での準備です。
ライバルが始動する前にあらかじめ準備しておくと有利に進められ、就活を早く終わらせる可能性が高まります。
何事も早期に始めることです。
1.自己分析をする
就職活動の中で大切なことは自分をいかに企業にアピールできるかです。
そのためには自分自身が自身の強みや弱みを理解していなければいけません。
自己分析とは自分の特徴を分析して自分自身で理解していく作業のことをいいます。
自分自身のことを言葉で表現することは意外と難しく、自己分析を怠ったことを後悔した経験のある就活生は少なくありません。
この自己分析は就職活動をするうえでの第一歩といえるでしょう。
2.エントリーシートを事前準備する
エントリーシートで問われる内容は主に、「学生時代に頑張った事」、「自己PR」、「志望動機」の3項目です。志望動機は企業によって変更する必要がありますが、他の2項目は同じ内容でも問題ありません。
これらの2項目についてはあらかじめ準備することが可能です。
200文字、400文字、600文字、800文字程度にまとめたものを準備しておくと、限られた時間の中で効率的にエントリーシートの作成ができます。
3.会社探しをする
「興味」「能力」「価値観」の3つのポイントをしっかりと考えたうえで、企業選びの軸を決めます。
仕事を通じて実現・達成したいこと(将来の夢)を企業選びの軸にすると考えやすくなります。
また、やりたいものがある場合、「業界」や「職種」も企業選びの軸になります。
「将来の夢」を実現できそうな会社を探します。最低でも50社程度はピックアップしておきましょう。
どの会社も採用人数が少なく、倍率が数十倍になることもあります。
狭き門を争うわけですから、どれだけ万全な準備をしていても、あふれてしまうことは往々にしてあります。
内定がもらえるのは、だいたい20~30社の選考を受けて1~2社程度です。
選考に落ちてから再度会社探しをするのでは間に合いません。
それに備えて、50社ほどはピックアップしておきたいところです。
就活時期のルール廃止とその影響
2021年3月卒業の学生以降は「大学3年生の3月に説明会解禁、大学4年生の6月に採用面接など選考解禁」というルールを廃止するという意向を経団連会長が公表しましたが、経団連に代わり政府が新たなルールづくりを主導しており、学業への影響や混乱を防ぐという意図もあり、当面は現行のスケジュール維持となりそうです。
しかし「維持」とは言ってもルールを決める主体が変わり、今度は外資や中小にも守らせたい意向がありそうなので現状維持とは言い難い状況になります。
結果的に先が読めない状況になっています。
既に形骸化したルールを無理に就活の時期を統一しようとしても、必ずどこかに無理が出てきます。
一部の企業では時期に縛られずに選考を行っています。
優秀な大学1・2年生に内定を出すということも今後増えていくかもしれません。
ルール廃止により、短期決戦の辛い就活から解放されるという見方もあれば、1年生から就活を意識しなくてはならなくなり学生生活の自由度が下がるという見方もできます。
ルール廃止が吉と出るか凶と出るかは、学生や企業の動き方次第といえます。
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