SPI試験とは?|試験の概要・特長及び試験対策は必要なのか?

就職・転職

就活生にとって最初の鬼門が、ES(エントリーシート)、そしてSPI試験・適性検査。

SPI・適性テストを突破しないと、そもそも面接に参加すらできない企業も多いため、就活生はSPI試験に向けた対策をしている程です。

最近では、新卒採用に限らず、中途採用でも適性検査が用いられています。

そんな重要なSPIテストにも関わらず、就職活動を始めるまではその存在すら知らない学生がほとんどです。

SPIとは

SPIテストとは、正式名称を「SPI総合検査」といいます。

リクルートが提供している適性検査で、多くの企業で採用の際に用いられています。

専用会場に行って受検するテストセンター、自宅などのパソコンで受検する Webテスティング、企業の会議室などで受検するインハウスCBT、企業が用意した会場で受検するペーパーテスティング の4種類の受験方法があります。

リクナビでは会員登録する際に必ずSPIのウェブテストを受けることになっています。

他にも「CAB」「GAB」「玉手箱」「TG – WEB」といった適性検査がありますが、リクルートの「SPI」が約4割のシェアを占めています。

就活をするに当たって、「SPI を受けずに済ませる」ことはまずないと思ってよいでしょう。

SPIとSPI3の違いは何?

「SPI」には「SPI3」といったように数字が付いていますが、この数字はバージョンを示しています。

現在、最新のバージョンは「SPI3」です。

2013年1月4日にこのバージョンに変更されました。

このバージョンの他にも種類があり、企業で実施されるペーパーテスト、テストセンターと呼ばれる専用会場で実施されるPCを使ったテスト、WEBテスティングという自宅でネット上でおこなうテストなどがあります。

最近は企業が実施する際でも用意したPCでSPIを受験させるケースが増えてきています。

SPI3とは

SPIは、採用で最も利用されている適性検査の1つです。

SPI3の概要
大手企業だけではない導入しやすい適性検査 SPI3を利用している企業のうち約4分の1は、従業員数50名未満。導入の手軽さ、手間の少なさ、圧倒的な実績、そして会社に合う人材を採用できる適性検査で中小から大手企業まで幅広く利用。
人物重視の新卒採用 適性検査SPI3は学力ではなく「仕事への適性」「社風との相性」「人柄」を明らかにし、面接だけでは不安な性格面・能力面の見極めを信頼できる検査結果でサポート。
中途採用でも適性検査を利用 早期離職の予防や未経験者採用のために、適性検査の利用が増加。リクルートの適性検査SPI3なら、検査を実施し、結果を面接に利用するまでを1日で行うことが可能。正確でスピード感のある中途採用を実現。

(参考)リクルート http://www.spi.recruit.co.jp/

特長
初めての人でも簡単に応募者の「人柄」がわかる SPIの報告書に応募者の「人物イメージ」をコメント表示。コメントは約74,000通りあり、一人ひとりの特徴を豊かに表現。初めての適性検査でも簡単に人柄を確認可能。
良い人材を採用するための適性検査 「自社の仕事に向いているか?」「自社の社風に合う人材なのか?」を採用前にSPIで確認することで、定着・活躍してくれる人材を選別。
面接でありがちな悩みも解決 「面接で確認したほうがよいこと」が報告書に表示。「何を質問したらいいかわからない」「応募者の表面的な情報しか得られない」など、よくある悩みを解消し、面接者を強力にサポート。

(参考)リクルート http://www.spi.recruit.co.jp/spi3/

SPIテストの受け方

企業が採用テストでSPIを用いている場合、実施形式は以下の4パターンです。

WEBテストの種類 実施名 試験方式 試験会場 割合
SPI テストセンター PC 専用会場 約65%
WEBテスティング 自宅 約20%
ペーパーテスト 受験する企業 約15%
インハウスCBT方式 PC 約1%

SPIはWebテストの一種で、試験方式にテストセンター・WEBテスティング・ペーパーテスト等があると理解すればOKです。

SPIには3種類のテスト内容がある

テストの内容は、「言語能力」「非言語能力」「性格」の3つにわかれています。

言語能力は基本的な日本語能力のテストであり、非言語能力は簡単な計算や図形認識といった数学的な能力が問われます。

非言語能力のテストでは、いわゆる学校の数学のテストとは違い、「数学的な物の見方、考え方」ができるかどうかを判定しています。

性格検査では「性格の特徴」・「職務適応性」・「組織適応性」の確認テストをします。

レベルは中学3年生くらいで、選択肢を選ぶ形式です。

一見簡単そうに思えますが、大量の問題を早く正確に処理することが求められるので、慣れないと厳しいです。

SPIを利用する企業の目的

1.応募者の絞り込み

エントリーしてきた就活生の中から、よりよい人材を確保するために人数を絞っていくのです。

大企業になればなるほど、応募数が多く、エントリーシートや履歴書などをじっくり見るのは不可能になっていくため、SPIである程足切りを行っています。

2.知的能力の見極め

SPIにある知的能力の検査によって、どれほどの能力があるのかを見極めているのです。

SPIの問題は、1つ1つはそこまで難しくありません。

基本的な国語や英語、算数の問題ばかりです。

業務で高いパフォーマンスを発揮できるかを見るのが目的です。

3.性格のチェック

企業にはそれぞれ求める人物像があります。

その人材像と一致しているかどうかを、この200問程度ある性格診断から読み取るという目的です。

業界、職種によって、好まれる回答が異なるものもありますので注意しなければなりません。

志望企業がある場合は企業研究をしっかり行い、どのような人材を求めているのかを把握しておくことが重要になります。

事前の対策が大切

SPIの検査は言語分野(国語)と非言語分野(数学)に分かれていますが、基礎的な能力を測るためのものなので特別難しい問題やひねりを効かせた問題はありません。しかし、問題数が多いため、1問あたりに割ける時間は30秒から1分程度です。

何の対策もせずに挑むと思ったような結果が出ません。

逆にいえば対策をすることで高得点が期待できるテストでもあります。

過去問を解いたり、模擬試験を受けたりするなかで問題の傾向や解答に必要な論理を学んでおくとよいでしょう。

対策すれば良い結果が出せるテストで芳しくない結果を出してしまえば、企業側は「やる気がない」とも受け取りかねません。

熱意を見せるためにも、事前にしっかり対策をしておきましょう。

適性検査に関しては良く見せようと思って無理して回答すると、結果に矛盾やほころびが出てしまいます。

仕事との相性を見るために参考にすることはあっても、適性検査の結果だけを見て合否を決めるということはほとんどありませんので、よく見せようとはせず、ありのままの自分で回答しましょう。

適性検査をクリアするための就活術を身につけるには

適性検査を実施している企業へ応募するときは、事前に対策することも大切な就活ポイントです。

SPI以外にもさまざまな適性検査が行われていますが、対策をすることで免疫力を養い、スムーズな受検を叶えることができます。

対応法の一つとして、適性検査の対策ガイドや学習サイトなどを利用するのもオススメです。

また、受検に関すること以外にも面接対策や履歴書の選び方、エントリーシートの書き方、企業研究のポイントなど、就活情報を知りたい人は、就活エージェントを利用をオススメします。

就活エージェントは、就活に関するアドバイスから企業紹介、就職後のバックアップまで幅広く対応しています。

サポートしているのは、経験豊富なプロの就活アドバイザーです。適性検査に関することも相談できます。

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