就職・転職

就活での自己PR|インターンシップの経験はアピールできるのか?

投稿日:2017年10月26日 更新日:

インターンシップに参加する学生が増えており、このインターンシップの経験を自己PRの中で活用したいと考える就活生は多いですが、その経験そのものをアピールすることで失敗している人も多いです。

自己PRで他の学生に埋もれないためにはどのような点を考えてアピールするのがよいのでしょうか。

インターンシップの経験は就職活動でアピールになるか

インターンシップには、グループワークによるシミュレーションがメインの短期インターンと、社員と一緒に実務を経験する長期インターンなど様々な種類があります。

しかし、内容によってはエントリーシートに書いても評価を得られず、場合によってはマイナス評価をされてしまうこともあるので注意が必要です。

短期インターン参加の経験は企業への志望度や就活への積極的な姿勢のアピールにはなりますが、期間が短く成果も出しにくいため、自己PRとしてアピールするのは難しい面があります。

一方、長期インターンは実際に仕事を行って会社に貢献した経験を作れますので、自己PRとしてもアピールしやすいといえます。実際に仕事に携わるため、責任感やどのように仕事をまわすのか、問題の抽出や解決など、学生では体験できないことを経験できます。

そのため、評価の対象に値するのです。多くの学生は、就職活動のアピール材料としてインターンシップに参加していると思いますが、そこがゴールになってしまっていると、エントリーシートなどに書くときに質素な内容になってしまい、採用担当者の心をつかむことはできません。

インターンシップに参加する就活生は、独自の目的を掲げ、どう成し遂げたかを書けるように意識しながら体験するようにしましょう。

インターンシップは企業にも学生にもメリットあり

長期のインターンシップでは、企業はじっくりと学生の態度や考え方を見ることが出来ます。そのため、短時間の面接試験では見抜くのが難しい現場での態度、仕事ぶりを採用の基準にすることができます。

学生としても、会社の実態をしっかりと見ることができ、納得して働くことが出来ます。インターンシップを通じて、お互いに納得して採用・就職をすることができ、ミスマッチを防げる長期インターンシップは、実は会社にとっても、学生にとっても良い制度なのです。

一方、短期のインターンシップにおいても、企業の採用ホームページには企業の事業内容などが書いてありますが、インターンシップでは企業の取り組んでいる事業について詳しく、分かりやすく説明することにより就活生に素早く企業を知ってもらうことができます。

【企業側のメリット】

  • 社名や商品を学生たちに認知させ、波及効果を期待できる
  • 学生を育てる役割を訴えることで、企業の印象を高めることができる
  • 学生たちをモニターとして、市場調査ができる
  • 採用候補者を探すことができる
  • 採用ミスマッチを防ぐのに役立つ

【学生側のメリット】

  • 社会人の働く様子を具体的に確認できる
  • 仕事に必要な知識・技術・意識などを学ぶことができる
  • 社員から業界や仕事の詳しい話を聞くことができる
  • 社会人との人脈ができる
  • インターンシップの経験を自己PRや志望動機でアピールできる
  • 自分を売り込む場として活用できる

インターンシップ経験を自己PRで伝える際のポイント

インターンシップでの経験を企業に伝える場合、経験した事実や感想を伝えてもあまり効果はありません。内容ではなく、「何を得られたか」ということが最も重要になります。

得られたことというのは、プラス面だけではなく、自分に不足していたことの発見や、苦労したことなども大切な経験も含まれます。以下のポイントに留意して得られたことをアピールことが大切です。

1.自己PRのポイントを明確にする

これはインターンシップの経験だけに限りませんが、ビジネスの世界では最初に結論を提示します。自己PRのポイントとインターンのエピソードに矛盾が無いようにすることです。なお、インターンのことを強調しようとしすぎて自己PRがぼやけないように注意する必要があります。

2.成長や成果よりも努力や姿勢をアピールする

インターンシップを自己PRに用いる人に多くありがちなのが、「○○の仕事を経験しました。 ・・・ 成長する機会になったと思います。」や「○○という結果を残しました。」のような成長や成果をアピールする内容です。

多くの人が成長や結果をアピールするので他の就活生と差別化を図ることが難しいです。インターンシップを自己PRで使える強みは成長や成果よりも「ビジネスの現場での努力や姿勢がイメージしやすい」ことです。

インターンシップの業務内容をより具体的な業務に関する描写があることで、採用側もあなたが働いている姿をイメージし、そこからの経験や感じたことに共感が持てるようになります。

アピールポイントの視点を変えて、インターンシップで何を考え、どのような行動をしたのかを強調することで他の就活生との差別化を図りましょう。

3.企業の求める人材像であることをPRする

自己PRではありますが、どの企業が相手でも同じようにアピールするのは考え物です。アピールできるポイントは一つではないはずですから、可能な限り企業の求める人材像に近いことをアピールするようポイントを検討します。

インターンの経験をもとに自己PRを作ろうとするのではなく、自己PRの内容をまずしっかり考え、適切であればインターンシップの業務経験をもとにエピソードを展開するのが正しい順番です。

企業が求めていることに対して自分が学んだことを活かせることを訴えれば、企業はそのような学生を不合格にしにくいものです。

インターンシップ経験を用いた自己PRの具体例

インターンシップの経験を自己PRに活用する方向性として、志望企業の求められる人物像に関連した体験をアピールしたり、自己の努力や姿勢をアピールしたりする方向が考えられます。

例:Web制作会社でのインターンシップの経験を用いた自己PR

私は根気強く最後まで物事に取り組むことを信条としています。

先日、Web制作会社でのインターンシップに参加しましたが、与えられた仕事がSNSの担当者としてフォロワーを2週間で500人にすることでした。

企業のスタッフから必要となるノウハウは教えていただけましたが、1週間を経過したところで、フォロワーが100人から数字が伸びずに苦しみました。そこで、私は今までの方法に加えて、流れてくる情報に対して返信したり、シェアしたりということを地道に行うことをしました。

流れてくる情報のひとつひとつに目を通すのは予想以上に大変でしたが、アカウントのキャラクターを損なわないよう注意しつつ日々何百件もの返信や共有を行いました。最後の二日間はほぼ徹夜で1,000件以上のメッセージに目を通し反応したと思います。

その結果、フォロワーが増えて目標を達成することができました。

インターンシップの自己PRは経験ではなく自分をアピールする

インターンシップを経験することによって、就職活動を有利に進めやすくなることは事実ですが、企業の採用担当者には「インターンシップを経験した」という内容だけでは関心を示しません。

インターンシップの経験をアピールしたいという思いが強すぎると、かえって自己PRがぼやける結果となります。自己PRなので、自分をアピールすることをメインとし、その内容に適切ならばインターンシップのエピソードを盛り込むようにしましょう。

インターンシップのエピソードは社会人として業務にあたる姿勢を具体的にイメージさせることができますので、強力な武器になります。アピールポイントを押さえて、有効活用しましょう。

もし、自己PRのアイデアが思いつかず困っているならば、就活エージェントに相談してみるのもよいでしょう。就活エージェンでは書類の添削から面接対策まで細やかにサポートしてくれます。

一人ひとりの魅力を企業に伝えられるように、就活アドバイザーが丁寧にアドバイスします。

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