インターンシップは職場の雰囲気など実際に会社に行って経験することができる制度になっていますが、この大切な場面で無断欠席してしまったら・・・
本選考を諦めていませんか。心配しなくても大丈夫です。
内定につながる対処方法を教えます。

欠席者は応募の50%程度いる
インターンシップに応募したにもかかわらず半分程度は欠席するそうです。
ひどい時には、応募の3割しか来ないなんてこともあるそうです。
最近の学生には一方的に連絡を絶ったり、理由も説明せずに辞退する人が多く、企業側も頭を抱えています。
欠席者のブラックリストは実在するのか
無断欠席者のブラックリストは個人情報保護法の問題があって、同業種の横のつながりでブラックリスト入りというようなことはできません。
同業種でブラックリストがないので他社に学生の情報が共有され就活に不利になるなどの影響を及ぼすことはないでしょう。
ただし、注意点として、インターンシップの初日に情報漏洩のないよう、契約書への記入が求められることがあります。
その際に「グループ会社では情報が共有される」というような事項があれば、その企業のみならず、グループ会社にも知れ渡り、就職活動に影響が出ることがあります。
無断欠席した場合の対応
1.無断欠席に気づいた時点ですぐ会社へ連絡を入れる
どのような理由であっても、無断欠席は非常識です。
急な体調不良や不測の事態になったとしても帳消しになることはありませんが連絡は必要です。
連絡はメールではなく、まず電話で行うのがマナーです。
必ず電話でお詫びをしましょう。
電話が繋がらないときには、メールを送りましょう。
メールにはお詫びと次回説明会の日程を聞く内容を入れます。
まったく何もしないよりかは、何らかのアクションを起こしていた方が印象が良いでしょう。
事前にやむを得ず欠席しなくてはならない事情が入った場合は、丁重にお断りの連絡をしましょう。
2.全面的に非を認めて企業の指示に従う
どのような理由であれ、無断欠席は全面的に応募者に非があります。
たとえ企業側からメール返信や電話連絡がなくても再度メールを送ったり、電話で問い合わせするような行動は余計に心象を悪くさせますので控えましょう。
無断欠席は、自己都合で起きてしまったことなので、しっかりと反省し、次に活かせるようにしましょう。
もし企業側からメール返信や電話連絡があった場合は、再度謝罪し、相手の指示に従うようにしましょう。

内定につなげる対処法
無断欠席をしてしまった場合、メールや電話をするのは当たり前だと思いますが、それ以上の対応をおこなった就活生で見事内定を獲得した例があるそうです。
面接に寝坊をしてしまい、間に合わないと気づいたところですぐに企業に電話をしました。
言い訳せずに寝坊してしまった事実を誠実に伝え、謝罪と事後報告で詫び状を持って謝罪しに行く迅速な対応が企業に買われたということです。
一般的には自分の不注意によるキャンセルをした時点で、学生に対する評価は下がります。
しかし、自分の不注意によるキャンセルをしたら、本選考は受けに来ないだろうという心理を逆手にとり、責任感のある真摯な姿勢を見せて高評価を得ることもあるのです。
ただでさえ、無断欠席をする学生が多い中、メールや電話にとどまらず、詫び状を持って謝罪しに行くという点がポイントです。
このような状況になった場合、面会時間をとらせたら企業に迷惑かなと思って、実際にお詫びに足を運ぶ人はほとんどいません。
ピンチとなった状況を逆手にとって、他の学生との差別化を図ったところが光ります。
就活生に知っておいて欲しいこと
採用担当者は膨大な時間と労力を使って採用活動を行っています。
履歴書等書類、インターンシップ、筆記試験、面接だけが選考対象ではなく、エントリーをしてからすべてのコミュニケーションが選考の対象になるということを忘れないようにしましょう。
これは、あらゆる場面で自分の可能性をアピールできるということを意味しています。
1.採用担当者は幅広い事柄を選考基準にしている
先程の例のように面接前のミスで誠実さだけではなく、スピーディに問題解決を行ったことが特徴的です。
どのような言動もチェックされているのです。
2.人柄がわかる言動ならばどんな場面でも評価の対象にする
選考は、基本的に書類と筆記試験と面接だけと考えてはいませんか。
実はあらゆるところで学生の人格は評価されています。
選考には関係ないと思われがちな説明会などでの様子も選考の対象になります。
採用担当者だけが選考者ではありません。
その企業に所属する社員も常に目を光らせていることを忘れないようにしましょう。
3.学生の言動から将来性があるかどうか判断する
先ほどの例で、面接に遅刻して、謝罪の電話をした就活生を企業は「当社に入社して、仕事でミスをしたとしても、しっかりと連絡をし、相手を尊重しながら、会社の信用を守ってくれるだろう」と連想したはずです。
このように、将来働く姿が想像でき、そんな人材が欲しいと企業が判断すれば採用するのです。
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