自己嫌悪というのは誰もが抱くものですが、自己嫌悪に陥りやすい人というのはどのような人なのでしょうか。毎日の生活の中で自己嫌悪に陥ってしまうことは多くの方が経験しているでしょう。自己嫌悪は、私たちを苦しい気持ちにさせるネガティブな感情です。
自己嫌悪に陥って、ネガティブな気分になってしまうことがありませんか。何かを失敗した時、失敗した原因が自分にあるのであればそれを反省して将来に生かしていく事は非常に大切です。
自己嫌悪に陥ったときの効果的な克服方法を紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
自己嫌悪に陥る心理
誰でも自分を大切だと感じられる気持ちやありのままの自分を受け入れる気持ち、すなわち、自尊心を持っていますが、この自尊心があるから、夢や希望を持ったり、自信を持って毎日を生き続けていくことができます。
この自尊心が何らかの原因で崩れてしまった状態が自己嫌悪の状態です。自己嫌悪は、自分が期待していた結果と異なった現実が生じたときに起こります。
たとえば、友達に暴言を吐いてしまって自己嫌悪に陥っているのであれば、本来は暴言など吐くことのない自分を期待していたのです。また、何かを失敗して自己嫌悪に陥ったのであれば、あなたはそれが成功する事を期待していたのです。
つまり、自己嫌悪という感情は、自分を向上させたいという感情を持っているからこそ生まれる感情だといえます。
自己嫌悪に陥ったときの克服方法
1.自分の良い所を探してみる
自己嫌悪に陥っている状態は自分の悪い点ばかりが気になっているので、まずは自分の悪い点ばかりが気になることを考えないようにすることからスタートするとよいでしょう。どんな些細なことでも良いので、自分の良い所を探してみることが大切です。
たとえば、「体が丈夫」「根気よく働くことができる」など、ごく当たり前だと思っていることでも、病気がちの人や毎日働くことが難しい人からみると、本当は当たり前ではなく、素晴らしい長所だというものがたくさん見つかるはずです。
良いところを少しずつ見つけていくことで自分自身に自信を持つことができ、自己嫌悪の状態から抜け出すことができます。
2.他人と比較することをやめる
他の誰かと自分を比べて気持ちが落ち込んだりすることは誰でもあることですが、それによって自分に劣等感を抱いたり、自己否定や自己嫌悪に陥ることも少なくありません。
ライバルと競い合って良い刺激を受けることは重要なことですが、比較することで優劣を決めるのはあまりよくありません。他人の優れた部分や成功を目にして、悔しいと思うこともありますが、そのようなことは、なるべく自分から切り離すようにしましょう。
なるべく気にしないようにすることで平常心が保たれていきます。この平常心こそが、自己嫌悪を克服するための第一歩です。
他人と比較しない為には、まず自分の長所や短所を十分に認め、そして同じように他の人にも長所や短所があるということを理解することが大切です。そして、自分の理想像をはっきりさせておくことも大切です。
自分がその理想に向かって行動している限り、他人と比較する必要はありません。自分はしっかり理想に向かっているのですから、それに集中していればいいのです。そうすることで、他人と比較して落ち込んだり、自己嫌悪に苦しむことがかなり少なくなります。
3.特技を持つ
自分に自信を持つようになれば、自己嫌悪の克服の可能性が高まります。プロ並みのスキルを身に付ける必要はありませんが、自分が納得できるレベルまでの特技を持つとよいでしょう。納得するまでやり抜く過程が自信となって、自分の中に蓄積されていきます。
そして、特技によって、何かしらの結果を出したときは更なる自信に繋がり、自己嫌悪に陥ることを防いでくれるでしょう。
4.自尊心を持つ
自尊心を高めることができれば、自己嫌悪に陥りにくくなります。一般的に自尊心とは自分の思想や言動などに自信をもち、他からの干渉を排除する態度を指すので、自分のことを自分で認めてあげるのは、自尊心を高める上で大事なことといえます。
まずは、自分の長所は否定せず、きちんと認めるようにしましょう。また、自分の短所はダメな所と考えるのではなく、長所の裏返しと考えてみることが自尊心を高める一歩につながります。
5.自己嫌悪ではなく反省をする
失敗してしまったとき、そこから何かを学ぶ姿勢はとても大切です。失敗したことを反省し、そこから何かを学び取れば失敗は無駄にはなりません。将来、必ず生かされます。
しかし、失敗したことに対して、自己嫌悪するだけで終わってしまうと、それは周囲に迷惑をかけ、自分も傷つくだけで、失敗を活かすことができません。過去を取り戻すことはできませんが、失敗から何かを学ぶことを前向きに考えましょう。
もし何かを学び取り、失敗してしまったあなたが成長するのであれば、失敗によって被害を受けた人もと前向きに考えやすくなります。失敗してただ自己嫌悪するだけでは何も生まれません。失敗した時は、そこから何かを学んでやろうという気持ちを持つことが大切です。
何事にもポジティブな思考で生きていこう
自己嫌悪になりやすい人というのは周りの目を気にしすぎてしまう傾向があります。周りのことを考えてしまうので自己嫌悪に陥りやすくなります。相手を気にするのは良いことですが、それが過剰になると自己嫌悪につながり、結果的に自分自身を苦しめることになります。
これは周りの人も同じ状況であることを認識しましょう。誰もが周りの目を気にして、自分の振る舞いに敏感になっています。そのため、相手のことを気にしていないのです。そこに気付いたら、自己嫌悪になりにくくなります。
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